虚言癖の心理と原因④自分の現実を受け入れられないから嘘をつく

スポンサーリンク
気持ちの問題

虚言癖の心理と原因ということで、以前3つほど記事を書かせていただきました。 今回は、それらとは別のもう1つの心理。 自分の現実を受け入れられないから嘘をつくというテーマでお話をしていきます。

虚言癖の心理、自分の現状を受け入れられないから嘘をつく理由

人は誰しも夢を見ます。 小さい頃は、「○○になりたい!」と誰もが思ったことがあるでしょうし、 今も夢を追いかけている素敵な人もいらっしゃると思います。

私は、夢を見ることは全然いいと思っています。 でも現実もちゃんと見ないといけません。

例えば、世界一周をしてみたい! とても素晴らしいと思います。

でも、その夢を持ちながら、家に引きこもっていたら・・・。

まず叶えることはできないと思います。

夢は行動の原動力なので、 夢を見ること自体は、問題がないことです。

でも現実も一緒に見て、夢を叶えるために行動しないと叶わないのです。

しかし虚言癖の人の場合は、 今の現状をどうしても受け入れられず、夢に囚われてしまい、 嘘をつくことで、自分が望んだ自分になろうとするのです。

憧れの自分になることで、 注目されたり、人からチヤホヤされたり、優越感に浸ることが嬉しくなってくるのです。

また、今の仕事がうまくいかなかったり、勉強が全然できなくても、 「私はできる人間だ。」と思い込み、事を先延ばしにして一時的に安心感を得ようともします。

その結果、どんどん自分を苦しめてしまう・・。

・有名人と友達 ・有名企業に勤めている

・○○のブランド品を持っている

・大金持ち ・外国人の血が混ざっている

・○○の能力がある

だから夢を見て、前に進もうとしなくなります。

ひたすら嘘で塗り固め、安心しようとします。

でも内心はいつも不安です。 不安で不安でいっぱいで、でも嘘をつくことで安心をします。

劣等感でいっぱいで、 そんな自分を認めることができなくなります。

いつしか、その嘘が現実のように思えてきて、 本当のことだと思い込みます。

気がつけば、どんどん時間が過ぎていき、 人がどんどん離れていってしまう・・・。

それはとてもさみしいし、つらいですよね。

もし、今そうやって自分の現状に嘘をついていたり、 どうしても夢を見てしまう場合は、   一度自分の毎日を振り返ってみましょう。

というだけでは簡単なので、 毎日の自分の記録を取ってみてください。 自分はどんなことを1日でやれているのか、 自分は毎日どう過ごしているのか、 そうやって記録していくと、 だんだんと嫌でも自分の現実が見えてきます。

あとは、受け入れるだけです。 受け入れる力がなければ、どんなに記録を取って振り返っても、 自分を認めることができません。

自分には○○な能力もないし、助けれくてる有名人の友達もいないのです。 (もちろん本当に能力がある人も、友達がいる人もいると思いますが。)

受け入れるのはとてもつらいと思いますし、 物凄く苦しいことだと思います。

でもまずは、できない自分を認めてあげてください。

プライドが邪魔すると思いますが、そのプライドを捨ててください。

まずは自分を認めるところから始めましょう。

そうすると、少しずつですが、嘘をつくことが減っていきますよ。