人を思い通りに操るテクニックやらメンタリズムなどを紹介する本は、世間にあふれ返っています。
いろいろあるのですが、結構複雑でコミュニケーションが得意じゃないとできないテクニックばかりですよね。
もっと誰でもできる方法で、人を思い通りに操ることはできないのでしょうか。
結論から言うと、あります。シンプルで誰でもできる「カリギュラ効果」を言われるテクニックです。
カリギュラ効果効果とは「してほしいことの逆をしてほしい」と言うだけでOK。
目次
カリギュラ効果とは
勉強しろと言われたら、勉強なんてしたくねえ!ってなりませんか?
このように人間の脳は周りから「しろ」「したほうがいい」「すべきだ」「する責任がある」といわれるとしたくなくなるのです。
これを「カリギュラ効果」といいます。実在した人物が語源の様子。
ローマ帝国の皇帝カリグラをモデルにした1980年のアメリカ・イタリア合作映画『カリギュラ』が語源で、過激な内容のため、ボストンなどの一部地域で公開禁止になったことで、かえって世間の話題を惹いたことにちなむ。
引用:カリギュラ効果
カリギュラ効果のすごいわかりやすい例としてはこんなのがあります。
「誰にも言うなよ」といわれる
今までメールしてた人に「メールしてこないで」といきなりいわれる
モザイク処理
テレビでよく聞く「ピー音」
テトラポットの上で「押すなよ!絶対に押すなよ!」と友達にいわれる
台風の日の外出
立ち読みでは見れない雑誌の袋とじ
立ち入り禁止の心霊スポット
引用:カリギュラ効果
学校にある非常ベルのボタンが無性に押したくなるのもカリギュラ効果と思われます。
「勇気」をコストに「カリギュラ効果」を発動!
カリギュラ効果を使いこなせば、簡単に人を操ることができるでしょう。やってほしいことの逆をしろと言うだけとOKというお手軽さです。
浮気をしてほしくなければ「浮気していいよ」。真面目に働いてほしかったら「働かなくてもっと遊んでいいよ」。たばこをやめさせたいなら「もっと吸っていいよ」。泣きやませたかったら「もっと泣いていいよ」。
まあ、言うのには結構勇気がいりますよね・・。「そんなこと言って本当にしちゃったらどうするんだ」と思ってしまいます。しかし、これさえ乗り越えればOKなんです。必要なのは勇気のみ。
カリギュラ効果に耐性をもつ特別な者たち
勇気を出して言ってみたら、面白いように逆をしてくれます。勇気だしてよかったと思うことでしょう。そしてこのテクニックの虜になるのです。
そうすると、どんな人でも思い通りだ!神だ、俺は!みたいなことを思い始めますが、そうはいかない。人生はぬるゲーにならないようにできているのです。
このカリギュラ効果が全く通用せず、「していいよ」といった事を本当にしてしまう輩がごくわずかですが現れます。10人いたら1人ぐらいは全く通用しません。
カリギュラ耐性がある相手には、どうすればいいのでしょうか?正直、対策はありません。もうほったらかしましょう。
そんな人は「なんといわれようと、やってやる」と強い意志を持っていますので、カリギュラ効果でもビクともしません。ご注意を。
あとがき
カリギュラ効果のパワーは絶大です。実際に「やれ」と言われたことに対して、素直にやりたいなと思う人は非常に少ないのではないでしょうか。やるなと言われたことに限ってやりたくなりますよね。これはすべてカリギュラ効果のせいです。
カリギュア効果を使いこなすためには勇気が必要。やって欲しくないことに対して、「やっていいよ」と言うのですから、多少の勇気が必要なのは間違いないです。
とりあえず1回だけ、だまされたと思って言ってみてください、「やってもいいよ」と。おそらくうまくいくハズです。