いただいたお歳暮にお返しをすべきか悩んでいませんか?
この記事では、お歳暮にお返しはするべきか、お歳暮を受け取った人が知っておきたいマナーについて解説しています。
お歳暮のお返しで恥ずかしい思いをしない為にもぜひ参考にしてみてください。
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目次
お歳暮のお返しはする?しない?贈ってはいけないモノもある?
お歳暮はお世話になった人へ感謝の気持ちとして贈るものなので、お祝いとちがいお返しは必要ありません。
とはいえお歳暮が頂いたら一方的にもらっていいものか、こちらも贈ったほうがいいのか気になりますよね。
お歳暮を受け取ったら
お返しは必要ありませんが、贈られた側は「お礼状」を贈るのがマナーです。
できれば手書きで感謝の気持ちを伝えるといいですね。年賀状と時期がかぶりますが、必ず年賀状とは別で出すようにしましょう。
お返しをする場合は先にお礼状を送ってから
最近のお歳暮は多様化していて、会社の同僚や友人からいただくこともあり、こちらも贈ったほうがいいか迷う事もあります。
お返しとしてお歳暮を贈る場合は届いた時点でお礼状を送ってから、品物を贈るようにしましょう。お歳暮が先に到着してしまうと、別の贈り物と勘違いされてさらにお返しと相手に不要な気遣いをさせてしまいます。
金額は頂いた品物より安いものか同等で
お歳暮をいただいた相手に送る場合は、頂いた品物より高額にならないように気を付けましょう。高額なものを贈ると相手側のお歳暮を「拒否」していることになり大変失礼です。
頂いた品物と同額か安い品物で選ばなければなりません。安いといっても半額以上のものが良いでしょう。
“今後は贈らないでください”という意味になってしまうので、頂いた品物をリサーチしてから贈る品物を選ぶようにしましょう。
お歳暮のお返しの時期はいつまでがベスト?
お返しをする場合のお歳暮は年内の20日までには届くようにしたいものです。
しかし、お歳暮を頂いた時期が遅かった場合は熨斗を「お年賀」や「寒中見舞い」として贈ると良いでしょう。
「御年賀」とする場合は8日の松の日までに届くようにしましょう。
お歳暮で贈ってはいけない品物
お歳暮でもなんでも贈っていいというわけではありません。
贈り物には適さない品物もあるので選ぶ際は注意が必要です。
現金・商品券
現金はお金がない人と思われたという気持ちにさせるものですので、絶対にやめましょう。
商品券はもらってうれしいという人もいるので、贈る人を選べばいいのですが出来れば避けたいものです。
特に目上の人へ送るのは避けたほうが無難です。
刃物や鋭利なもの
刃物は縁を切るという意味を持つものでお歳暮にはふさわしくありません。
便利で実用的なものでもハサミや包丁の入ったセット物などは避けたほうが良いでしょう。
4や9を連想するもの
病院やアパート、駐車場でも4(死)と9(苦)を連想させる数字は使われていないところが多いです。お歳暮ではセット物で4つ・9つ入りなどに気を付けましょう。
細かい事なのであまり気にしない人もいるかもしれませんが、年配の方は気にする方が意外と多いです。贈る相手には気を付けたほうがいいですね。
靴、靴下、マット
靴や靴下は「踏みつける」イメージがあるので、贈り物には適さない品物です。
マットも同じ意味合いで避けたほうが無難。
下着、肌着など身に着けるもの
あまり贈ろうという人はいないと思いますが、みすぼらしい恰好だからほどこしをしてあげるという意味なので贈り物には適さないものです。
ハンカチ
「手巾」と漢字では書きますが“てきれ=手切れ”と読めるのでNGです。
筆記用具、時計、カバン
筆記用具や時計は「もっと勉強するように」カバンは「通勤」を連想するので、目上の方への贈り物は失礼とされています。
相手の嫌いなものや苦手なもの
お付き合いの程度によりますが、苦手なものは避けたいものです。事前にリサーチしておくことが大切ですね。
喪中でもお歳暮は贈って大丈夫?
喪中の際はお祝い事などは避けて過ごしますが、お歳暮は日ごろの感謝を伝えるためのもの。お祝い事ではなく季節のご挨拶といった意味合いなので贈っても差し支えありません。
ただし、贈る時は熨斗を紅白の水引ではなく白地や無地の熨斗を付けて贈るようにしてください。紅白の水引はお祝い事に使われるものでふさわしくありませんので、お店で注文する際は変えてもらうようにしましょう。
まとめ
お歳暮のお返しに関するマナーについてお分かりいただけましたでしょうか?
これらのポイントを押さえつつ相手への気遣いある行動を続けることがあなたへの評価にもつながると思います。