めったに見ることができない日食、最近ではイベント化するほど人気沸騰しています。
気軽に見ることができる日食ですが、ルールを守ってみないと目の病気を引き起こしてしまうことがあります。
日食を見るための注意点をまとめてみました。
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目次
日食とは?
太陽と月、地球がほぼ一直線に並んだ時に、月が太陽の前を通ることで、太陽の一部または全部を隠してしまう現象を指します。
大きく分かれて3つあります。
皆既日食
太陽が全て隠されるタイプの日食
金環日食
太陽と月が重なって、太陽の縁だけがリング状に見えるタイプのもの。世界的に見える地域と見えない地域があり、2019年だと、12月26日にインド洋、インドネシアで見ることができます。
部分日食
月が太陽の一部だけを隠してしまうタイプの日食です。
日食は珍しい現象!
太陽と月、地球が一直線に並ぶことがないので、部分日食は数年に一度、皆既日食や金環日食は十年から数十年に一度しかない珍しい現象です。
どれくらい珍しいかというと…
2016年3月9日 | 皆既日食 (日本では部分日食のみ) | 全国各地 |
2019年1月6日 | 部分日食 | 全国各地 |
2019年12月26日 | 金環日食 (日本では部分日食のみ) | 全国各地 |
2020年6月21日 | 金環日食 (日本では部分日食のみ) | 全国各地 |
キャノンサイエンスラボ・キッズから引用
次の日食は12月26日、そのつぎは2020年の6月21です。
2019年は部分日食が1年に2回もみられる、実は珍しい年なのです。日本本土では27年ぶりになります。
そんな珍しい現象、一度はみてみたいですよね。
ただ、残念なことに次の日食は平日ですし、年末なので正月の準備なので忙しい人も多いのではないでしょうか。
その次の2020年6月21日は日曜日です!ちょうど夏至の日なので、家族揃って、見るのいいですね。
6月21日の部分日食は何時からみられる?
細かい時間は場所によって変わってきます。6月21の夕方に全国どこでもみられます。
南西に行くほど大きくかけるのが、6月21日の部分日食の特徴です
Ritoufanより引用
観察する時の注意点
太陽は直接みない!こと!
太陽を直接目で見てしまうと「日食網膜症」という目の障害が起きたり、「失明」したりする可能性があります。太陽の光はとても強いだけでなく、有害なものも混ざっています。短い時間であっても、目が傷ついてしまうことは十分にあり得ます。また、黒っぽい下敷きやサングラス、ゴーグルなどを使って太陽を見るのも避けてください。
見た目では眩しいく感じがしていなくても、十分に光が遮断されていなかったり、有害な光の波長を通してしまうことがあります。
日食網膜症・・・不適切な方法による日食観察で起こる目の障害の総称。一過性で軽快する例から永続的な視力低下に至る例まであります。観察直後は異常がなくても、数時間後に目が痛む、視野の真ん中に影が生じる、ものが歪んでみる、視力が低下するといった症状が出ることもあります。
(日本天文協議会・日本眼科学会・日本眼科医会の資料より抜粋)
全国どこへでも見られますが、周りに注意し、交通事故には気をつけて楽しんでください。
観察方法
ピンホールを利用する。
厚紙などを使って、小さな穴をあけ、日食中の太陽の光を当てます。すると、穴を通って影の中にうつった太陽の光がかけた太陽の形になっています。
文にすると少しわかりづらいですが、写真を見るとわかります。
国立天文台から引用
専用のグラス、フィルターを使い観察する
肉眼的に観察する方法として、手軽に使えます。インターネットでも、「日食グラス」と検索すると沢山ヒットします。安いものだと300円位〜高いもので3000円します。
また、本屋さん日食を観測する方法が載っている本があったりすると、付属にグラスがついていたりします。
これは双眼鏡や天体望遠鏡には使用できないので注意してください。
まとめ
数年に一度のイベント、見られればお子さんには天体に興味を持ってもらえるきっかけになりますね家族で見れば思い出の一つになると思います。是非、安全に日食を楽しんでください。