新しい学年がスタートすると同時に、保護者には乗り越えなければならない“関門”が待ち構えていますね…。
そうです、「PTAの役員決め」。
ここにたどり着いたあなたは、これから選出でしょうか、それとも、もうあなたが役員に選ばれたんでしょうか⁉
言いたいことはたくさんあるでしょうね、わかります。
私も何度かPTA役員はやらせていただきました。
当記事ではPTAが保護者から敬遠される原因をあげながら、もしPTA役員に選ばれてしまったらどう乗り切っていくべきかについてアドバイスします。
PTA役員のことで「あぁ~何で私なの…⁉」とストレスを感じている方は是非ご覧ください。
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目次
ほぼ貧乏くじ⁉「PTA役員」
ネットを開くと「PTA役員にならない裏技」とか、「PTA役員を上手に断る方法」などのサイトをたくさん目にします。
それだけ、保護者にとっては厄介で面倒くさいボランティアととらえられていることが分かります。
「PTA役員」の問題は今に始まったことではなく、昔から押し付け合いのような状況があったようです。
もう数十年も前ですが、私が小学生の頃の、親の様子を見てもそうでした。
ひと昔前でもそんな感じですから、今の保護者の世代のように個人の時間を大切に過ごすことを何よりも大切に考えているあなたなら、これから始まる「PTA役員」選出には過敏になっていることでしょう。
「PTA役員」からどうして皆逃げたがるのでしょう?
- 仕事を早退、場合によっては欠勤しなければならない
- せっかくの休みの週末をつぶされる
- 結構夜遅い時間まで拘束されることもあり、家にいる就学前の小さい子を一人に出来ない
- 介護が必要な家族がいる
- はた目に見ていると、何でこんな事まで親がやらなくてはならないの⁉と疑問
- そもそも社交が苦手
持病がある、もうすぐ出産を控えている、引っ越しを予定している、など当たり前の配慮は当然すべきですからあえて触れていません。
しかし!
きっとこれをご覧になっているあなたは「まだまだある!」とおっしゃるかもしれませんね。
人によって事情は様々で、また、そのレベルにも当然違いはあるものです。
「PTA役員」どう乗り切ったらいい?
私は子供が小学生の頃、転校させたことがあったので、転校前と後に「PTA役員」を経験しました。
さらに上の子で「PTA役員」をやっても下の子で免除にはならないという学校のルールで、それぞれの子供について経験していることもあり、結構な回数をやらせていただいたことになります。
いずれの学校も同じだな、と感じるのは「子供が小さい学年のうちに終わらせた方が楽」とか、「PTA役員選出のくじ引きの日の保護者会はあえて欠席する」とか…。
何となく感じるのは、周りの噂に振り回されて、まだ経験したことのない保護者まで独特の先入観を持っている人が多いということ。
確かに経験したことがなければ「どんなにか面倒くさい役なんだろう」と避けたくなる気持ちもわかりますけどね。
そういう人にちょっとしたアドバイスがあります!
仕事を持っている人もやっている!
実際、パート・正社員問わず仕事を持ちながら役員選出のくじ引きで当たって 「PTA役員」を引き受けたお母さんもいらっしゃいました。
しかしそこはお互い様。
専業主婦の人もいれば、色々です。
仕事で集まりに来れない人には、家で出来ることや、シフトの入ってない時間帯に出来ることを頼めばよいのです。
普段のPTA役員会議には出席できなくても、今は便利なLINEなどのツールで出来ることをお願い出来ますね。
仕事を持っているお母さんはなおさら、自分が出来る時に出来ることを振ってもらう方が変な引け目を感じなくて済むようです。
子供の学年など関係ない!
よく、「子供の学年が小さいほうがPTA役員の仕事が楽」ということをいう人がいます。
理由を聞くと、「学年が大きくなるとそれだけ学校のことに詳しくなるから、責任の大きい複雑な仕事が回って来やすい」とか、「PTA会長になる危険がある」というのです…。
しかし、最高学年からPTA会長を選ばなければならないキマリなど、私の知る限りどの学校にもありませんでした。
これこそ、噂が独り歩きをした例ではないでしょうか。
実際、私がPTA役員を引き受けた時も、4年生の児童のお母さんがPTA会長を引き受けていらっしゃいました。
しかし、副会長に選出されたお母さんたちも、まかり間違えば自分にその重責が来たかもしれない、という想いもあってか、本当によく協力し合って、支えあって務められていたな、というほほえましい印象しかありません。
幼児を連れて会議に参加していたお母さんも
私も当時はそうでしたが、家に一人でおいておくには心配な就園前の子供は学校に連れて出席しました。
たまたまでしたが、他にも小さいお子さん連れの方もいましたし、お絵かきなどをさせながら話し合いに参加されていました。
家でみていてくれる祖父母がいない方でも、皆事情は同じ。
他のベテランお母さんたちも上手に子供の話し相手をしてくださったので、泣いたりぐずったりはありませんでした。
もちろん子供ですから、気分に波もあります。
そういう時でも、サッと教室を出て気分転換をはからせます。
他のお母さんは「大変だな…がんばれ!!」という想いこそあれ「何で話し合いに参加しないの!子どもなんか連れてきて!!」なんて感じている人は誓って一人もいませんでした。
わかっていただきたいのは、たいていの事情は乗り越えられえる、ということ。
およそ、クジなどで偶然にもPTA役員に当たってしまった人は、多かれ少なかれ「あ~ぁ、何で私…」という想いはどこかにあります。
しかし、偶然にもPTA役員という同じ船に乗った者同士、確実に絆は深まります。
私は社交性がないから、とおっしゃる方は特にチャンスです。
あなたが話し掛けなくても、面白い話が出来なくても、一緒に誰も引き受けたがらなかった仕事をしている、という連帯感があればいいのですから。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
引き受ける前は色々な噂話に、つい憂鬱になってしまうかもしれません。でもフタを開けてみれば意外と得るものもたくさんあるのがPTA役員の仕事かもしれません。
私にとっても、この経験は今はいい思い出となっています。
PTA役員のことで悩んでいる方、是非ご参考になさってください。