毎年3月末から4月にかけて迎えるお花見シーズン。
各地とも、ちょっとしたお花見の名所でよく目にするのが美しく咲きほこる桜と…大きなブルーシート!
そしてその冷たいブルーシートの上でかたくなに場所を守り続けるビジネスマン・・・。
あなたは今その「場所取り隊」としてブルーシートの上でこの記事を見ていらっしゃるのでしょうか?
寒いのに本当にご苦労様です!
当記事では、寒い中場所取りをしているあなたや、お花見の宴席?に参加する社員の心の中の違和感を調査し、いくつかの視点から「職場のお花見」を徹底評価します。
正直なところ、行きたくない!と思っている方は是非ご覧ください。
目次
職場のお花見に行きたい?
20代~30代の働く女性のお花見についてのある意識調査で、60%近くの女性が「職場のお花見に行きたくない!」と回答。
決して低くない数字ですね。
だからと言って彼女たちはお花見が嫌いなわけではないんですね。
実に8割近くの女性が「お花見には行きたい!」と答えています。
さらに調べてみると、最近の女性のお花見の楽しみ方には、特徴が!
普通に桜をお散歩しながら眺めたり、お弁当を持ってピクニック気分を味わうという人もたくさんいましたが…
群を抜いて多いのが「写真を撮りたい!」という回答。
画像の精度がどんどん上がっているスマホのインスタグラムに、あの“はかない美しさ”をアップしたい!という乙女心でしょうか。
それにしても、ここまで女性が職場のお花見を嫌うのは、やはりあの独特の雰囲気にある⁉
- 上司に気をつかってお酌…酒の相手をさせられる私って何?
- 公共の場でドンチャン騒ぎ!その仲間だと思われるのも恥ずかしい…
- 酒に酔った上司のつまらない話を長々と聞かされて…もうヤメロ!!
などなど、もはや桜などなくても酒とつまみだけでいい世界。
こんな場に長時間拘束されなければならないのは、女性でなくても大変ですよね。
しかし、職場のお花見と聞くとため息が出るのは女性だけではないようです。
早朝から陣取り合戦でブルーシートを敷いて、寒さに耐えながら場所を確保して守り続ける社員。
時間つぶしでしょうか、パソコン持参で座り込む人や寝そべってしまう人も。
そこはさすがに女性でなく男性社員とおぼしき人が多いようですが…。
いったい早朝何時から待機しているんでしょうか。
彼らの心中ではどういった感情が渦巻いているのでしょう?
せめて「残業」扱いにならないの?
早朝の過酷な「場所取り」といい、夜の「お花見」といい、せめて「残業扱いにならないのか?」と考えている方も多いでしょう。
残業であれば、当然残業代を請求できますよね。
「残業代」を請求するには、その時間帯が「労働時間」の業務かどうか、ということです。
専門家のコメントを調べると、次のような事が分かりました。
参加が事実上強制!
確かに、建前ではたいてい「自由参加」とうたっているところが多いですが…全員参加がもう暗黙の了解となっていたり、出席を前提としているため参加できない社員には「何で参加できないの?」など理由を確認しようとする場合は「強制参加」の可能性が高いそうですよ!
会社の業務性が強い
例えば上司が社員に場所取りを命じたり、会社が費用を負担して催す場合はかなり業務性を帯びてくるそうです。
以上の2点を自分たちの状況と照らし合わせて、残業代の請求が出来るのかどうか相談してみる、という手もありますね!
ちなみに、もし「場所取り」や「お花見」が「労働時間」ということであれば、これが原因で起こった病気やケガは「労災」の対象となる可能性もあるということですよ。
もしかしてパワハラになるのでは?
そもそも、パワハラとは「職場での地位を利用して適正な業務を超える、精神的・肉体的苦痛を与える行為」という趣旨のことを厚生労働省で定めています。
つまり、「業務」の範囲でもないのに!上司が「強制的」に場所取りしろだの、お花見にはどうせ暇なんだろうから参加しろ、などと威圧感を与える行為はもう「パワハラ」の危険十分あり!!ということだそうです。
さらに、お花見の席で
- 一気飲みを強要する
- お酒が飲めない人に無理やり飲ませる
という行為は「アルコールハラスメント」に!!
- 無理やりお酌をさせる
- 体を触る
- 下ネタ、プライベートなことをしつこく聞く
という行為は「セクハラ」に!!
上司や担当責任者の方! 十分お気を付けくださいね!!
それでもどうしても職場のお花見に行きたくない!のなら
どうしても行きたくない!ということであれば色々ウソをついて逃れるよりも、出欠の有無だけを伝えれば良いでしょう。
お花見は毎年あります。
丁度その時にだけ都合よく用事ができるとは限らず、ウソがばれるとかえって厄介なことになります。
さらに、自分がお花見を欠席することで、職場の人間関係に悪影響はないかな…などと気づかってばかりいるくらいなら、あなたからの差し入れということで、ちょっとつまめるものを差し入れしておく、というのもありですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
このシーズンになると必ず話題になる「職場のお花見」ではありますが、せっかく催すのであれば職場のみんなが楽しい思い出に出来るような場にしたいものですね。
また参加したくなるようなお花見にできるよう、是非一度職場でも話題にしてみてください。