外国人観光客の少ない日本の観光地ランキング|静かな穴場はココ!

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後の祭り

日本に訪れる外国人観光客は年々増加の一途をたどっています。

今年は東京オリンピックということもあり、益々世界の目が日本に向けられていますね。

たくさんの外国人向け旅行サイトでも日本のおススメ観光スポットの紹介がされていますし、今はネットの時代。

SNSを通じて現地の生の情報を自分でゲットし、自分でプランをたてて動く外国人の方々もまたいらっしゃいます。

外国人観光客

とは言え、いまだにあまり外国人にとってメジャーとは言えない日本の観光地、さらに認知度はあるもののあまり外国人ウケしない観光スポットも意外にあります。

日本人とは違う視点で捉えられているのかもしれませんね。

どういう感覚の違いがあるのか知りたくないですか?

当記事では訪日外国人観光客のアンケートを基に、まだ外国人にとってはメジャーではない観光地をランキング、さらにメジャーでありながらなぜか外人には人気がイマイチ、という観光スポットについてリサーチしました。

是非ご覧ください。

 

目次

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外国人観光客は都道府県をどのくらい知ってる?

 

大手旅行会社JTBによる「訪日外国人 都道府県認知度ランキング」(15か国、計6,000人対象2019年調査) アンケート調査の結果があります。

訪日外国人が知っている都道府県をランキングしたものですね。

トップ1位 東京都

2位 大阪府

3位 北海道

4位 京都府

5位 沖縄県

…とおおかたの日本人の予想する通りかもしれません。

日本人の私たちもそれぞれの場所の観光スポットがパッと思い浮かびますね。

以上の県については外国人の半数以上が「知っている」と答えたのだそうです。

 

では、逆に訪日外国人に「よく知らない」と言われたのはどこだと思いますか?

ワースト1位 愛媛県、三重県、福井県 (認知率28.4%)

ワースト2位 島根県 (認知率28.6%)

でした。「えーっ意外⁉」と思いましたか、それとも「やっぱりね…」でしょうか。

 

 

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都道府県別外国人観光客宿泊数 ワースト3は?

 

国土交通省2018年の調べで、都道府県別外国人観光客宿泊数のランキングが公表されています。宿泊した外国人が多かった所ですね。

トップ3は

1位 東京都

2位 大阪府

3位 北海道

そしてワースト3は

ワースト1位 島根県

ワースト2位 高知県

ワースト3位 福井県

 

微妙に外国人の都道府県知名度とかぶっていますね…。

 

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外国人観光客が知らない・宿泊しないには理由がある

 

■アクセス・フットワークの差が歴然と

 

例えば私たち日本人が海外旅行をするときのことをイメージすればわかると思いますが、知らない土地に出かけた時に頼りになるのがアクセスが良いかどうか、だと思います。

国際空港があるか、空港から目的地までの公共交通機関はあるのか。

なぜなら、大半の日本人は海外に出かけると「言葉の壁」に突き当たってしまいます。

複雑な説明が口頭で出来ない以上、確実に目的地まで連れて行ってくれる交通機関のある土地に観光客が集中するのはある意味自然なことだと思いませんか。

 

だとすると、訪日観光客認知度の1位から10位にランクインしている都道府県は大きい国際空港がある、もしくは空港までのアクセスが非常に良い所に偏るのも納得です。(6位 広島県、7位 千葉県、8位 福岡県、9位 長崎県、10位 神奈川県です)

ちなみに、認知度ワースト1位の愛媛県には松山空港がありますがソウル・上海・台北・香港という限られた地域のみの運航です。

広く東アジア・東南アジア・欧米からの集客は難しいのでしょう。

 

また、外国人観光客宿泊数ワースト1位の島根の出雲縁結び空港と、ワースト2位の高知竜馬空港は、現在国際線の運航がないのです。

 

 

■外国語表示の少なさ・名所はあっても理解されない

 

例えば島根県の出雲大社。縁結びの神様として日本人にはおなじみですが、実はどの建物の中にも入れないのだそう。近くにある歴史博物館も英語表記もなく、外国人にはよくわからないものとなっているようです。

せめて、Wi-Fiの環境が整っていればスマホのナビゲートで観光を楽しめるのでしょうが…。

 

駅や道路標識を始め、観光場所などに多言語のパンフレットや案内が出来る人の常駐した環境でないと、外国人の足も遠のくのは仕方がないでしょう。

東京ですら、最近やっとオリンピックに向けて駅の表示などを多言語に替えたばかりなのですから。

 

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メジャーでありながらなぜか外国人に敬遠されてしまう観光地は?

 

何度も訪日したことのある外国人は、ガイドブックですすめられて行ったものの現地に行ってガッカリ…という体験を、SNSでシェアしている人もいます。

日本人の私たちにもよくある話ではないでしょうか?

ある海外の名所に行ったのに、「えっ⁉たったこれだけ?」みたいな。

ガイドブックというのは全体の画像を見せてくれませんから、有名な部分だけをクローズアップされると妄想と期待だけがどんどん膨らんでいくものですね…。

 

訪日した方のコメントからいくつか拾うとこんな感じです。

 

【東京タワー・東京スカイツリー】

とにかく入場料が高い。東京タワーのトップデッキツアーのチケットを当日窓口で購入すると3,000円。スカイツリーも展望デッキ+展望回廊のチケットを休日で当日購入すれば3,400円(どちらも大人料金)。たかが、シティービューを観たいだけなら無料の「都庁」は最高!なのだそう。

 

【東京ディズニーランド】

とにかくどのトラクションでも行列、行列…。たった数分間の乗り物に乗るために寒い時も暑い時も数時間は待ち続ける。これに耐えている日本人が訪日客には奇妙に見えるのだそう。確かに、シーズンにはレストランもお土産の会計もみーんな行列ですね。

対して、ディズニーシーは高評価。こちらのアトラクション大人をターゲットにしていること、海外にはないアミューズメントだから、という理由らしい。

 

【六本木】

多くの外国人が集まる繁華街といえばここ。日本人にとっては、海外の人と触れ合える面白い場所であっても、訪日外国人にとっては逆に日本らしさを感じず、あまり刺激はないようです。しかも外国人がたくさん集まるクラブやバーは、混んでいる+値段が高いということで外国人の間ではいかないほうがいい、という人もいるようです。

 

【温泉・スーパー銭湯】

ゆったりとお湯につかる気持ちよさは日本人も外国人も同じで「リラックスできる」「素晴らしい気分転換」「最高」の声はたくさんあがっているのですが、他人と一緒に全裸になることに抵抗を感じる人が結構います。

子供とはいえ男の子が母親と女湯に入ってくる、他人よりむしろ同僚と一緒に入るのが恥ずかしくお互い違う時間に入った、友人にタトゥーがあったため入浴できずにいた、浴衣のまま入ろうとして注意を受けた…などなど。

習慣の違いから抵抗のある人も結構いるということでしょうか。

 

まとめ

 

いかがでしたでしょうか。

交通の便の良いところに外国人が集まるのは仕方のないことですが、訪日リピーターはお金をかけずしっかり日本を楽しめる場所の情報をシェアし始めています。もうガイドマップおススメの観光地は、リピーターにとっては古いのかもしれませんね。