ビジネスマナーとして、社会人は第一印象で決まると言われています。
その重要ポイントのひとつに挙げられるのが「髪型」ではないでしょうか。
第一印象によって、仕事の成果や評価にまで大きく影響してくることがありますから、ご自身の髪型についても、ぜひチェックしてみて下さいね。
では、ビジネスマナーにおいて、「髪型」は仕事に影響するのでしょうか。
第一印象が大切な理由も併せて解説していきましょう。
目次
ビジネスマナーにおいて髪型は仕事に影響する!
ビジネスマナーにおいては、「髪型」によって第一印象を判断されやすく、仕事に影響が出る場合もあります。
例えば営業などに配属された場合、取引先からは「会社の顔」として認識されることになりますよね。
どんな髪型であっても受け入れてくれる人もいるかもしれませんが、受け入れてもらえずに門前払いされてしまう可能性もあるでしょう。
社会人としての適正な髪型を心がけ、第一印象を大切にしましょう。
社会人として身だしなみは大切!
社会人の身だしなみとしては、清潔さが一番です!
出社する前には、身につけるものや髪型、持ち物など、くたびれていないか、しわが入ったり汚れたりしていないかなどを確認する必要がありますね。
社会人にとって最適な髪型とは、目立つような奇抜な髪型ではなく、すっきりと手入れされた自然なスタイルです。
定期的に散髪や美容院へ行き、手入れしておきましょう。
また、社会人の第一印象は、よく「笑顔」だと言われますが、それはつまり「顔」に注目することになりますね。
その際には、やはり「髪型」の印象は重要となってきます。
髪の毛がぼさぼさの人よりも、手入れをしている人の方が、当然第一印象が良くなりますよね。
社会人において第一印象が大切な理由とは?
自由に好きな髪型にすることができた学生時代。
しかし、それに対し、社会人になるときちんとした印象の髪型を求められるようになります。
新入社員の中には、そのことに対して戸惑いを見せる人もいるかもしれませんね。
そこで、まずは社会人において、第一印象が大切な理由について考えていきたいと思います。
社会人になると、誠実で清潔感のある人物像が求められます。
そして、悲しいかな、そうでない見た目の人は、それだけで周りからマイナスポイントを付けられることもあるのです。
髪型が原因で損をするのは避けたいところではないでしょうか。
メラビアンの法則
・話している内容そのものは相手に7%しか伝わっていない
・声の抑揚やテンポなどの音の情報も含めた「見た目などの印象が9割を占めている」
・「見た目」の印象の中でも7割が髪型によって決まる
→ 相手に何かを伝える場において、「髪型」はとても重要な役割をなしている
人の『第一印象は3秒で決まる』と言われています。 メラビアンの法則では「視覚情報」が55%、「聴覚情報」が38%、「話の内容」が7%と提唱されています。 目から入ってくる情報がなんと90%以上! いかに見ためが大事かがわかりますね。
— まや@ファッション女王 (@Maya_Fashion13) July 31, 2023
社会人は、これまでよりも周りの評価が重要となってきます。
自分がどう主張するかも大切ですが、まずは周りにどんなイメージを持ってもらうかを意識していくことが大切ですね。
以上、ビジネスマナーにおける重要ポイントである「髪型」、そして第一印象が大切な理由について解説しました。
続いて、社会人の髪型マナーについて、男性女性別にご紹介しましょう。
社会人の髪型マナーを男性女性別にご紹介!
社会人の髪型マナーについて、男性女性別にご紹介しましょう!
社会人の髪型マナー「男性編」
とにかく長髪はNGです!
男性の長髪は、どうしても不潔な印象が出てしまいがちです。
また、茶髪などの髪を染める行為もおすすめはできません。
業界・職種にもよりますが、誠実感を損なう恐れがあるためです。
髪型は基本的に「短髪」がおすすめ!
- 眉と耳がしっかり見えている、もしくは隠れていても少しくらいの長さが望ましい
- 短髪でも少しボリューム感を持たせるようにした方が良い
→ 「快活さ」や「品の良さ」を演出しやすくなる - 額も見えている方が良い
→ 額が出ていると、心を開いているのと同様の心理的効果があると言われている
そして、もちろん、髪の毛は毎朝きちんとセットしましょう。
寝ぐせがついていたりすると、「この人はだらしなさそうだな…」と、相手からの信頼感を損なう恐れもあります。
社外の人と会う直前には、自身のヘアスタイルについて最終チェックをし、夏場など汗をかきやすい季節は、額の汗をきちんと拭いて、清潔感が出るように心掛けて下さいね。
ヘアスタイルと合わせて、肩にフケやごみがついていないかもチェックしておくと万全です。
社会人の髪型マナー「女性編」
女性も男性と同じく、清潔感を意識しましょう。
男性よりも髪が長い分、ボサボサで傷んでいる髪はマイナスポイントになりかねません。
毎日髪をとかす、定期的に集中補修をする、セットアップする時間が無いときは髪を束ねる…など、当たり前のことですが、きれいな髪型を維持することを心がけましょう。
また、ヘアスプレーは、できるだけ無香料、または香りが強くないものが望ましいです。
人によっては匂いに好き嫌いがあるため、匂いが鼻に付くとそれだけで敬遠され、コミュニケーションが円滑に取れなくなったり、大事な話が伝わらなくなる恐れがあるためです。
プライベートでオシャレを楽しみたいというときは、帽子を着用したり、エクステをつけたりするなどして、工夫するとよいですね。
以上、社会人の髪型マナーについて、男性女性別の解説でした。
最後に、髪型別のおすすめポイントとヘアセット方法についてご紹介したいと思います。
髪型別おすすめポイントとヘアセット方法をご紹介!
髪型をセット、あるいは選択する際に、「この髪型はどうだろう・・・」と疑問に思うこともあるかもしれませんね。
ビジネスシーンでは、ヘアスタイルを整えることもマナー。
服装と同様に、印象を左右するビジネスヘアは、好感を持ってもらえるようなスタイルを意識することが大切ですね。
では、髪型別おすすめポイントとヘアセット方法のご紹介です!
髪型別おすすめポイント「男性編」
ツーブロック
サイドをすっきりと刈り上げるツーブロックは、仕事でのしっかりとした髪型と、プライベートでのラフな髪型を兼用できるとして、社会人にも人気のヘアスタイルとなっています。
最近では、社会人でもツーブロックにする男性が増え、一般的な髪型になってきたようですね。
このため、ビジネスヘアとして、ツーブロックにしても問題はないと言えるでしょう。
しかし、サイドを短く刈り上げすぎた激しいツーブロックはおすすめできません!
トップとの段差を多くしすぎると、ファッション的には良いかもしれませんが、少々怖い印象を与えてしまうこともありますから、目立たない程度に少しだけ刈り上げるくらいにしておくことをおすすめします。
とはいうものの、業界や職種によって、OK・NGラインが存在することもありますから、不安な場合には、会社の上司の髪型を参考にしたり、先輩に聞くなどしてみるといいですね。
ツーブロック
サイドの髪をある程度の長さで残すと、きつい印象を避けられる!
オールバック
おでこを出して、清潔感のある印象は好まれるから・・・と、オールバックにするのは注意が必要ですね。
なぜなら、しっかりまとめすぎたオールバックは、「強すぎる印象」や、「威圧感」を与える場合があるからです。
ビジネスマナーとしては、清潔感のある爽やかな印象の方が好まれる場合が多いため、業界によっては相応しくないイメージを与えてしまう場合もあります。
ただし、あまりかっちりキメすぎず、軽さを出してナチュラルに整えたオールバックであれば通用する場合もあります。
一概には言えませんが、取り入れる場合は少し注意したい髪型と言えますね。
その人の雰囲気や顔つきなどによって、印象がより強くなったり弱くなったりもする!
ワックスでのセットについて
ワックスや整髪料で髪をセットする人は多いでしょう。
社会人になっても、ワックスを利用して髪型をセットすることは問題ありません。
ワックスを使った方が清潔感が出るのであれば、なおさら使うべきでしょう。
ワックスを使う際の注意点としては、べたべたするくらいに利用したり、髪の毛をツンツンに立てるために利用したりすると、仕事に不適なイメージにつながることもありますから、使用量には注意が必要です!
また、香料入りのワックスなどは、においが強くなりすぎて不快な印象を与えてしまうこともありますから、できれば無香料のものをおすすめします。
・使いすぎない
・香料のきついものは控える
髪型別おすすめポイント「女性編」
女性の場合は、男性と比較すると髪型に自由が与えられていると言えますね。
しかしながら、雑誌で見るような奇抜な髪形は、なかなか受け入れられづらいというのが現状でしょう。
茶髪
茶髪については、「好ましくない」という世代もいる半面、「気にしない」という人もいるため、意見が分かれる場合が多いですが、社内面談などの場合には避けたほうが良いですね。
逆に「会社内がほぼ茶髪」という場合もあるでしょう。
その場合は、まずは自然な色合いの髪色で出社してみて、髪を染めることに理解のある企業であれば茶髪もOKということになりますね。
髪色はどれくらいがおすすめ
社会人になる前は、髪を明るくしていた方も多いでしょう。
明るい髪を元の暗めの色合いに戻したとしても、時間とともに色味が抜けてくる事が多いですから、抜けたことも計算してカラーリングすると良いですね。
・色味には「番号」があり、数字が大きくなるほど明るくなる
・初めは、無難に「5番」あたりで染めるのがおすすめ!
・色味は、好印象を持たれやすいブラウン系
毛染め来ました❣️
前回と同じくナチュラルブラウンの5番でお願いしました😊 pic.twitter.com/k65rI2vBl2— Piano Bar Kiyomi (@Kiyomimama730) February 16, 2019
パーマヘア
パーマについては、「自然なパーマであればOK」という企業も多いようです。
手入れなども簡易で、ゆるいパーマの女性はエレガントで好印象を与えるため、パーマをかけている社会人も多いですね。
ただし、業種にもよりますので、気になる場合には会社の人に直接聞いてみるのが良いでしょう。
しかし、極端に強いパーマはきつい印象を与えることもありますので注意が必要です。
ベリーショート
オーソドックスなベリーショートであればOKという企業もありますが、企業の就業規則で禁止されている場合もあるようです。
また、顔立ちによっては「仕事ができる女性」に見られやすかったり、キュートな印象を残せたりするのもこの髪型の特徴ですから、自分の顔立ちを考えて選択すると良いかもしれませんね。
ロングヘア
ロングヘアについては、多くの企業でOKですが、汚く見えるような伸ばしっぱなしのロングヘアはNG!
しっかりと手入れをして社会人としての清潔さを保ちましょう。
多くのオフィスでは「長い髪は束ねること」などのルールがある場合が多く、邪魔にならないよう、まとめておくのが常識となっているようです。
ロングヘアは、うしろで1つにまとめた方が清潔感を出せますね。
しかし、髪の毛がきれいに手入れされていても、顔にかかったり頻繁に髪を触ったりする仕草は、お客様に良い印象を与えません。
ポニーテールやシンプルなまとめ髪などで、スッキリとした印象にすることをおすすめします!
また、結ぶ位置も印象を左右するポイントのひとつ。
高い位置は活発、低い位置は落ち着いたイメージを与えます。
ロングヘア
結んだ際、毛束がバサッとほうきのようになってしまうと、清潔感が失われるため、トリートメントやワックスなどでツヤを出し、しっかりとまとめてから髪を結ぶ!
時代と共に許容度も変化し、さらに年齢や顔立ちによっても好感度の高い髪型は変化するため、髪型選びも難しいといえますね。
ビジネスマナーとしては、自分の好みを優先するというよりも、周りから自分がどう見られたいかで髪型を選んでいくと良いでしょう。