接待マナー!食事で覚えておきたい気遣いやNG行為は?事前準備は?

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接待

ビジネスシーンにおいて取引先と食事をする機会があると思います。

大事な商談を進めるための接待や、親睦を深めるための接待、どちらも会社同士のお付き合いのため、接待マナーは非常に重要です。

接待マナーや食事マナー、様々な事に気を配り、おもてなしをしなければなりません。

そこで、ここでは、接待マナーの食事で覚えておきたい気遣いや、食事でのNG行為を詳しく紹介していきます。

目次

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接待マナー!食事で覚えておきたい気遣い

接待マナーで大事なことは、相手の立場になって細やかな気遣いをすることです。

ここからは、食事で覚えておきたい気遣いについて紹介していきます。

お店のスタッフと事前に打ち合わせをする

お店のスタッフを味方につけ、接待相手に楽しんでもらうためのパートナーと考えて接することが、接待を成功させるコツです。

予約の際に接待で利用することを伝えて、料理やお酒のオススメ、好き嫌いやアレルギーへの対応を相談しておきましょう。

メニューの変更などにも柔軟に対応してもらいやすくなります。

くれぐれも、横柄な態度であれこれ注文をつけるのは絶対にやめましょうね。

トイレの場所を確認しておく

食事中にトイレに立ちたくなることは、誰でもありますよね。

お酒が入るとなおさらです。

話のタイミングによっては、なかなか席を立ちにくい場合があり、やっと席を立てても、トイレの場所がわからず焦ることもあるのではないでしょうか。

事前にトイレの場所を確認しておけば、自分が迷わないだけではなく、接待相手をスムーズに誘導することもできます。

お店によっては男女でトイレの場所が違うなどの場合もあるので、事前にしっかり確認しておきましょう。

上座と下座

接待相手には「上座」に案内するのがマナーです。

お店によってどこが上座かわかりにくい場合もあるので、事前にスタッフに確認しておきましょう。

料理は上座から順に出されます。

思っていた通りに案内できないこともあるかもしれません。

その場合は、座りなおしたりはせず、料理を出す順番を変えてもらうようにスタッフへ伝えるのが良いと思います。

また、着席のタイミング、上着を脱ぐタイミングは「お客様が優先」です。

下記リンクで、上座・下座について詳しく紹介していますので、参考にしてください。

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油分の多い料理が出てきた場合

メイン料理の肉や魚が、揚げ物や焼き物など、油分の多いもので出てきた場合は要注意です。

個人差はあるものの、手や箸が汚れやすくなっています。

接待相手が料理を食べ終わるのを見計らって、スタッフへおしぼりと箸を追加で頼むようにしましょう。

日本酒には糖分が多く、とっくりなどがべたつきやすくなります。

日本酒を飲む時は、おしぼりを追加で頼んでおくとよいでしょう。

お冷とお茶のタイミング

接待相手の食事のペースが落ちてきたら、人数分のお茶を注文しましょう。

食事に一区切りをつけたり、会話に一息入れる意味があります。

また、日本酒などアルコール度数が高いものを飲むときには、一緒にお冷を持ってきてもらうのがよいでしょう。

洋酒にチェイサーがあるのと同じで、日本酒は「和らぎ水(みず)」といいます。

酔いがまわるのを防いだり、飲みすぎを抑える効果があります。

接待相手のグラスには常に注意

相手のグラスには常に注意を払い、空いたままだったり、残りが少なくなっていればドリンクメニューを渡す気遣いが大事です。

相手は自分から飲み物を注文するのは気が引けるケースが多いです。

注文しやすい雰囲気を作るよう心がけましょう。

無理強いにはならない範囲でというのが基本マナーです。

帰り方を聞いておく

接待の後半で、帰り方についてそれとなく聞いておきましょう。

タクシーを利用する場合は、事前にお店側へ伝えておき、手配を頼むことができます。

タクシー代やタクシーチケットは封筒に入れて乗車時に渡すのがマナーです。

会計は見えないところで済ます

お店から伝票が届く前に、トイレへ立つふりをして支払いを済ませておきましょう。

テーブル会計のお店でも、事前にスタッフへお願いし、見えないところで支払うようにしましょう。

ここまで、接待マナーで大事なことは、相手の立場になって細やかな気遣いをすることについて紹介してきました。

次は、食事でのNG行為について紹介します。

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接待マナー!食事でのNG行為

接待相手を不愉快にさせてしまう行為、悪印象を与えてしまう行為はしないように気を付けましょう。

ここから、接待の食事でのNG行為について紹介していきます。

お酒を断固拒否

最近は、無理にお酒を飲ませるケースは少なくなってきていますが、相手からの勧めを拒否してしまうと、場の空気が悪くなってしまうことがありますよね。

きちんと飲めない理由を伝えて、丁重にお断りしましょう。

自分が先に食事に手を付ける

接待では、接待相手が箸を付けてから自分も食事をするのが基本です。

相手がなかなか食べ始めない場合は「温かいうちにどうぞ」など、さりげなくすすめるのもいいと思います。

手皿をして食べる

手皿ではなく、小皿や取り皿を持って、口に運びましょう。

良い行動に見えますが、手皿はマナー違反です。

咀嚼音を立てる

咀嚼音を立てると相手に不快感を与えます。

話が弾んでくると、ついやってしまいがちですが、しっかり口を閉じて噛むように注意しましょう。

香水を付ける

強い匂いは食欲を失わせてしまいます。

香水や強い香りがする柔軟剤にも注意が必要です。

ここまで、接待相手を不愉快にさせてしまう行為、悪印象を与えてしまう行為はしないように気を付けることを紹介してきました。

最後に、食事マナーは日頃からの意識が大事なことについて考えていきます。

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食事マナーは日頃からの意識が大事

接待の場にかかわらず、食事マナーはしっかり身につけておくのがよいと思います。

世間の声も少し紹介します。

 

このように、食事マナーが悪い人とは一緒にいたくない、食事をしたくない、という意見が多いようです。

食事マナーは意外としっかり見られています。

食事マナーから人となりを判断されてしまう恐れもあります。

日頃から食事マナーを意識して、相手や周りを不快にさせないよう心掛ける事が大事ですね。