ビジネスマナーとしてスーツは必須アイテム!着こなしはスマートに!

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身だしなみ

ビジネスマナーとして、スーツは多くの社会人の必須アイテムですね。

着こなし方によっては、相手に与える印象も変わってきますから、着用時のマナーや選ぶ際のポイントなどを押さえ、スマートに着こなしたいものです。

では、ビジネスマナーにおいて、スーツの基本知識とはどのようなことがあるでしょうか。

選び方やコーディネート例なども併せてご紹介していきたいと思います。

目次

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ビジネスマナーにおいてスーツの基本知識とは?

ビジネスマナーとして、スーツを選ぶ際、まずは基本的な知識を身に付けておくことをおすすめします!

スーツをおしゃれに着こなすためには・・・

  1. スーツのボタンは全ては留めない
  2. スーツポケットの蓋「フラップ」は、シーンによって出し入れする
  3. ジャケットの下は半袖シャツNG

1. スーツのボタンは全ては留めない

ビジネスシーンにおいて、ジャケットの1番下のボタンは外しておくことがマナーとなっており、これは「アンボタンマナー」と呼ばれています。

アンボタンマナーは、かつて中世ヨーロッパではジャケットのボタンは留めるためではなく、デザインとして重視されていたことに由来します。

この名残もあり、ボタンの役割は、留める機能とは別に装飾の意味合いも含まれるのです。

ボタンを留めると、ジャケットのラインが崩れてシワができる恐れもあるため、1番下のボタンを外すことが一般化された

2. スーツポケットの蓋「フラップ」は、シーンによって出し入れする

ジャケットのポケットには、「フラップ」と呼ばれる蓋が付いています。

このフラップを中に入れるのか外に出すのかについては、シーンによって異なります。

フラップは、もともとは「雨や埃などがポケット内部に侵入するのを防ぐための仕立て」でした。

「フラップ」
屋外では外に出し屋内では中に入れるのが基本のマナー

3. ジャケットの下は半袖シャツNG

ジャケットの下に着るシャツは、必ず長袖を選びましょう。

暑い時期は、半袖シャツを着る機会も増えるかもしれませんね。

しかし、その上からジャケットを羽織るのはあまりおすすめできません。

スーツ着用時、腕を下ろしたときにジャケットの袖からシャツが1〜1.5cmほど見える形が美しいとされているため、シャツの袖が見えないとだらしない印象を与えることもありますから注意が必要ですね。

・ジャケットが素肌に直接触れると、汗や皮脂などの汚れが付くため不潔
・ジャケットが傷む原因にもなる

以上、ビジネスマナーにおいて、スーツの基本知識について解説しました。

次に、スーツのおすすめコーディネート術について詳しく見ていきましょう。

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スーツのおすすめコーディネート術とは?

スーツスタイルにおいては、色や柄などのチョイスによっても、全体に統一感が生まれます。

見落としがちなポイントや、スーツをおしゃれに着こなすためのコーディネート術をご紹介していきましょう。

  1. スーツの「色」はネイビーかグレーが定番
  2. スーツの「柄」は無地かストライプ
  3. スーツの形とサイズ感は大切!

では、それぞれ順に見ていきましょう。

1.スーツの「色」はネイビーかグレーが定番

ビジネススーツの色は、ネイビーかグレーが定番となっています。

スーツの色に迷ったときは、この2色のどちらかを検討することをおすすめします!

同じカラーでもバリエーションがあり、トーンが明るくなるにつれてカジュアルな印象になりますから、相手に与えたい印象も考慮して、自分に合った色を選ぶことが重要ですね。

ネイビースーツ
→「清潔感」「爽やか」などの印象を与え、フレッシュな新入社員にもおすすめ!

グレースーツ
→「知的」「誠実」などの落ち着いた雰囲気を与え、ビジネスシーンにもおすすめ!

それでは、『グレースーツ』において、トーン別の印象の違いを見ていきたいと思います。

「チャコールグレー」

チャコールとは「炭」「木炭」のことで、チャコールグレーは黒に限りなく近いグレーを指します。

暗めの色彩から、「ダークグレー」と呼ばれることも。

チャコールグレーは、白と黒の混合で得られる無彩色なので、どんな色とも相性は抜群!

シャツやネクタイとのコーディネートもしやすく、誰でも気軽に着こなしやすいスーツカラーと言えるますね。

先述しましたが、チャコールグレーは「知的」「誠実」「礼節」「落ち着き」のような印象を与えるため、会議やプレゼンなど、ビジネスシーンにもぴったりのスーツカラーです!

また、チャコールグレースーツは落ち着いた色合いなため、ビジネスシーンだけでなく、結婚式や法事などのセレモニーでも活躍しますから、1着は用意しておくと安心ですね。

信頼感のある落ち着いた雰囲気を演出したい場合は、ぜひチャコールグレーを選んでみて下さいね!

「ミディアムグレー」

中間色である「ミディアムグレー」は、柔らかく落ち着いた印象を与えてくれるため、普段のビジネスシーンに取り入れやすい色ですね。

また、多彩なデザインのネクタイやシャツと合わせられるため、コーディネートも考えやすいといえるでしょう。

「ライトグレー」

ミディアムグレーよりも明るく、爽やかな印象を与えるのが「ライトグレー」。

軽やかで華やかな空気感があり、着こなし次第で都会的な雰囲気を演出できるでしょう。

ただ、あまりにも明るいとカジュアルな印象を与えてしまいますから、シーンによってはふさわしくない場合も・・・。

TPOに合わせて着用するようにして下さいね。

2.スーツの「柄」は無地かストライプ

スーツの「柄」は、無地の他にストライプチェックなどの柄物もありますね。

それぞれの与える印象を把握しておくと、スーツ選びの参考になるでしょう。

「無地」

無地のスーツは上品な印象を与え、どんな場面でも着用できる万能アイテムといえますね。

柄で迷った時は、無地を選んでおけば間違いありません!

「ストライプ」

ストライプ柄は、スーツの知的な印象をさらに際立たせるでしょう。

ストライプにも、「チョークストライプ」や「ペンシルストライプ」など、いくつかの種類があり、線の太さや間隔によって与える印象が変わるため、シーンに合わせて使いこなしてみて下さいね。

ただし、ストライプの幅が広くなるとカジュアルな印象が強くなりますから、ビジネスシーンにおいては、なるべくストライプの幅が1cm以内の狭いものを選ぶことをおすすめします!

「チェック」

チェック柄は華やかな印象を与えるため、ビジネスはもちろん、パーティーシーンなどにもおすすめです!

グレースーツと相性がいい「グレンチェック柄」などを取り入れ、おしゃれを楽しんでみて下さいね。

グレンチェック柄
→ 細かい格子を組み合わせたチェック柄の一種

3.スーツの形とサイズ感は大切!

ビジネススーツは、大きく「シングルスーツ」と「ダブルスーツ」に分けられます。

シングルスーツ
→ フロントボタンが1列に並んでいるもの

ダブルスーツ
→ フロントボタンが2列に並んでいるもの

ダブルスーツの起源は、指揮官が着ていた軍服にあるとされています。

重厚で威厳のあるスーツスタイルというイメージが定着しているため、役職がついてから着るなど、タイミングや状況を考慮して選ぶといいですね。

どちらにするか迷ったときは、オーソドックスなシングルスーツを選ぶのが無難でしょう。

そして、スーツ選びに特に重要なのがサイズ感!

サイズ感によって見た目の印象が大きく変わるため、妥協せずにジャストサイズを目指して下さいね!

スーツのサイズを選ぶ際、特に重要なのは肩幅と着丈!

肩幅
→ ジャケットを着た際、肩の生地(肩山)を軽くつまめる程度の余裕を残しておく

着丈
 → ヒップが9割隠れる程度の長さが適切

以上、スーツをおしゃれに着こなすためのコーディネート術のご紹介でした。

最後に、失敗しない新入社員のスーツ選びについて、詳しく解説していきましょう。

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失敗しない新入社員のスーツ選びとは?

就職したばかりの新入社員の人は、スーツに関してさまざまな疑問を持っているのではないでしょうか。

新入社員のスーツの相場はどれくらい?

入社後もリクルートスーツを着続けても大丈夫?

スーツは何着くらい用意しておけばいい?

失敗しない新入社員のスーツ選びにおいて、上記の3つの疑問について順に解説していきたいと思います。

新入社員のスーツの相場はどれくらい?

新入社員が着るべきスーツの相場は、3~4万円台と考えておくと良いですね。

これくらいの予算であれば、オーダーメイドのスーツを注文することもできます!

新入社員が高価すぎるスーツを着ていると、同僚や取引先などにネガティブな印象を与えてしまう可能性も・・・。

安すぎず高すぎない3〜4万円台を目安に、スーツを購入することをおすすめします!

以下は、とある会社に勤務する新入社員の体験談ですが・・・。

スーツの色は暗めのネイビーにしていたのですが、光沢の強いスーツを選んでしまい、「良すぎるものを着ると悪目立ちするよ!」と上司から指摘がありました

悪目立ちしすぎないよう、バランスは重要ですね。

値段の高い海外のブランド生地なども、光沢が強いものがあるので要注意!

入社後もリクルートスーツを着続けても大丈夫?

入社式や研修期間中であれば、リクルートスーツを着ても問題はないでしょう。

研修が終わったタイミングで、ビジネススーツに切り替えることをおすすめします!

さて、一見同じように見えるリクルートスーツとビジネススーツですが・・・。

リクルートスーツとビジネススーツの違いを見ていきましょう。

「目的の違い」

リクルートスーツとビジネススーツでは、まず着用の目的が違いますね。

リクルートスーツは就職活動時に着るスーツ。

基本的には就職活動以外の場面で使うことはありません。

一方、ビジネススーツは仕事中に着るスーツです。

「生地の違い」

リクルートスーツは、就職活動期間しか着ることを想定していないため、ポリエステルなどの安価な化学繊維で作られているのが一般的。

風合いや着心地については、ウールなどの天然素材には劣りますが、化学繊維は強度が高くシワになりにくいといった特徴があります。

対してビジネススーツは、ウールなどの天然素材で作られているものが主流です。

長く使うことが想定されているため、リクルートスーツよりもしっかりとした生地が使われています。

「デザイン(色・柄)の違い」

リクルートスーツの色は黒が主流で、柄も無地のものがほとんどでしょう。

ストライプやチェックなどの派手なデザインは、面接時にマイナスなイメージを与えてしまう可能性があるため、就職活動ではシンプルな無地が推奨されています。

それに対し、ビジネススーツはグレーや紺・ブラウンなど、さまざまな選択肢があります。

柄もストライプやチェックなどバリエーションが豊富ですから、おしゃれに着こなして下さいね。

「値段の違い」

リクルートスーツの平均価格は2万~3万円です。

まとまった収入のない就活生でも手が届きやすいよう、低めの相場となっています。

ビジネススーツはリクルートスーツよりも値段が高く、平均価格は4万~6万円。

生地の違いやデザイン性の高さから相場が高くなっています。

スーツは何着くらい用意しておけばいい?

スーツは最低でも3着は用意しておきましょう!

3着持っていれば、雨が降ったり汚れたりした場合でも安心ですね。

翌日着用できるスーツがあると焦ることもないでしょう。

3着をローテーションで着まわすことで、1つひとつのスーツが長持ちするというメリットもありますね。

スーツが劣化する原因として最も多いのが「汗」によるもの。

汗などの湿気が溜まった状態でスーツを着続けると、動いた時の摩擦などによって生地への負荷が大きくなり、寿命が短くなってしまいます。

スーツは1日着たら2日休ませると、汗も乾くためおすすめですね。

階段の上り下りなど、ちょっとした日常の行動ですら、シワやテカリ・擦り切れの原因になってしまいます。

最低でも3着は用意し、ローテーションしながら着まわすようにして下さいね