ビジネスにおいて、名刺交換は避けては通れません。
名刺は、自己紹介のためのツールですから、相手の名刺を受け取るときにはそれなりのマナーがあります。
名刺交換の際は、両手で渡し、両手で受けとるのが望ましいとされていますが、タイミングによっては片手で渡し、片手で受け取ることもあります。
そこで、ここでは、名刺交換を片手で行う場合の手順について、ご紹介したいと思います。
目次
名刺交換を片手で行う場合の手順は?
名刺交換を片手で行う場合の手順を見ていきましょう。
- 名刺をすぐに取り出せる準備をする
- 両手で自分の名刺を持つ
- 名乗る準備・姿勢の準備
- 右手で名刺を差し出し、左手で受け取る(同時交換)
名刺をすぐに取り出せる準備をする
名刺交換をする場面というのは初対面のはずです。
良い印象を持ってもらえるよう、名刺交換はスムーズに行いたいものです。
名刺入れを事前に準備して、いつでも名刺交換に応じることができるようにしておきます。
両手で自分の名刺を持つ
名刺交換の場面になったら、まずは自分の名刺を両手で持ちます。
文字の向きは相手の方を向かせます。
また、指の位置にも気を配りましょう。余白部分を持ちます。
名乗る準備・姿勢の準備
名刺を渡すときには、「○○株式会社の△△です」と名乗りながら差し出すので、心構えをしておきます。
また、渡すときには少し前傾姿勢になると相手が受け取りやすいので、姿勢にも気を配ります。
右手で名刺を差し出し、左手で受け取る(同時交換)
こちらだけが名刺を渡す場合には、そのまま両手で相手に渡します。
しかし、渡すと同時に受け取る場合、右手で名刺を差し出し、左手で受け取ることで同時交換ができます。
以上、名刺交換を片手で行う場合の手順を見てきました。
次に、名刺交換を片手で行う際に特に注意しなければいけないことをお伝えします。
名刺交換を片手で行う際に特に注意すべきこととは?
名刺交換を片手で行う際に特に注意しなければいけないことをお伝えします。
- 左右の手の役割に注意する
- 片手で受け取ったあとすぐに右手を添える
左右の手の役割に注意する
片手で行う同時交換の場合は、「右手で差し出す。左手で受け取る。」のがマナーです。
特に、左利きの人の場合、どうしても左手で自分の名刺を差し出してしまいがちです。
気をつけましょう。
片手で受け取ったあとすぐに右手を添える
名刺交換は、基本的には「両手で渡し、両手で受け取る」のが望ましいとされています。
同時交換が終わったら、すぐに受け取った名刺に右手を添え、両手で相手の名刺を持つことを意識しましょう。
以上、名刺交換を片手で行う際に特に注意しなければいけないことをお伝えしました。
最後に、名刺交換を複数人で行う場合の注意点を見ておきましょう。
名刺交換を複数人で行う場合の注意点!
最後に、名刺交換を複数人で行う場合の注意点を見ておきます。
同時に複数人と名刺交換した場合名刺はどうする?
同時交換で複数人と名刺交換すると、名刺の収拾がつかなくなってしまうことがあります。
普通、名刺交換は立場や役職の上の人から行います。
そのため、交換した名刺を自分の名刺入れの下に順番に重ねていくと、着席した際に上席から並べやすくなります。
複数の名刺はどうやって名刺入れの上に置く?
普通、相手の名刺を机の上に置くときは、自分の名刺入れを座布団代わりにして名刺入れの上に相手の名刺を乗せ、自分から見て左前に置くのがマナーです。
けれども複数の名刺を机に並べる場合には、必ずしも、自分の名刺入れの上に置く必要はありません。
ただし、社長など明らかに役職や立場が上の人の名刺は、自分の名刺入れの上に置きます。
その他の名刺は、席順に並べると、顔と名前が一致して面談や商談が進めやすくなります。