なかなか自分が思っているように売り上げが上がらない、どうしたらもっと売れるのかと日々悩んでる人は多いのではないでしょうか。色々なチラシを打ってみたり、インターネットで告知したりと様々な努力をするも、結果が出ない人も多いと思います。
そんな人達にはある共通点があります。それは人間がどうしたら物を買うのかというと真実を知らないからです。人は「他人が欲しがっているものを欲しがる」という性質を持っているのです。
目次
なぜ人はお金を払うのか
そもそもどうやったら人間は購買に至るのか?というのをご存知でしょうか?その商品が気に入ったから買うという漠然としたことしか知らない人が多いのではないでしょうか。
とにかく買う気にさせるために、さまざまな理由を排除させるべきと言う人もいるでしょう。つまり、買いたくないという理由を真っ向から排除して買うという選択しか残さないようにするのです。
この手法は高額の商品保険やマイホームでよくあるのですが、このような手法を使ったところで買わない人は買いません。このような間違った方法を続けていると結果が出ず、焦ってしまうことも多いでしょう。
間違った方法を取る人たちはなぜ人は物を買うのかというたった一つの真実について知らないからです。冒頭でもお伝えしたように、人は他人が欲しがるものを欲しがると言う真実です。
「あの人が持っているから」という理由で買う
小さい頃、友達が持っていたおもちゃをやったらめったら欲しくなったことはありませんか?そのおもちゃを手に入れた時、なんでこんなも欲しくなったんだろうと我にかえることも多いと思います。
また仲良くしている友達が持っているとおもちゃに惹かれ、欲しい欲しいとずっと頼んでたけどもなかなか買ってくれず日が経った頃、気がつけば友達もそのおもちゃを使っていなかったため、自分も急に欲しくなくなったということはないですか?
これは子供に限った話ではなく、大人でも大いに当てはまります。有名人が来ている服を欲しいと思うのもこのメカニズムです。人は自分自身が欲しいものを決めてるのではなく、自分以外の人間が欲しがってるものを欲しがるのです。
非常に受動的な理由で物を欲しがっていたんですね。最近だと妖怪ウォッチが目に挙げられると思います。妖怪ウォッチに少しだけハマった少数がこぞって妖怪ウォッチやメダルを集めており、その話題に乗り遅れまい、あの人が持っているんだからとクラスの中で妖怪ウォッチが流行し、あのような大ブームになったのです。
妖怪ウォッチにハマってた子供の少数ががベイブレードなど他のものに目移りしていると、他人のものが欲しくなるという性質が働き、他の人たちもベイブレードが欲しくなり、妖怪ウォッチから離れていきます。
この性質をうまく利用するには
この法則を自社の商品を売るときに使うにはどういいのでしょうか。この法則を完全に使いこなすにはモラル的なものが問われます。つまりは正攻法ではないのです。
誰かにテスターとして使ってもらい、そのテスターが影響力のある人ではであれば、すぐに売れることができます。この商品を欲しがっているという人を人為的に作り出すのです。
身近なところだと、口コミなどが挙げられます。アマゾンの口コミや食べログの口コミなどを勝手に操作し、良い評価をつければ「こんなにいろんな人が使っているのだから食べたい買ってみたい」と簡単に操作できます。
ですが、こんな方法はいずれ駆逐されます。ネットには暇な人がたくさんいるため、このような不正が行われていないのか確認しているネットポリスというべき自警団が存在するため、簡単にはばれてしまうでしょう。
オリジナルの商品を扱っているのであれば、本当にいいと思ってくれる少数が出てくるまで戦い続けなければなりません。オリジナルの商品を取り扱っていないのであれば、現時点で影響力のある人が気に入っているものなどを積極的に商材として使い続ければ、売上を上げることができます。
まとめ
以上、人は他人が欲しがっているものを欲しがると言う性質を利用した売り上げを上げるための販促方法についてご紹介しました。物を買うとき、人は何を基準にするかというと自分以外の誰かがその物を買うかどうかという点で考えます。
人は他人が要求するもの欲しがるのです。自分の欲しいものなんて本当は存在せず、他人が欲しがってるものを欲しいと思う生き物なのです。
友達のおもちゃが欲しくなったりするのはこのせい。今でも口コミやなので、評判の良いものを欲しくなるというのはこの性質が影響を及ぼしています。
販売担当の人がこの方法を使うためには、悪質な方法であれば自作自演で簡単に活用することができますが、そんな方法はネットポリスによって直ぐに暴かれます。
自然と口コミが発生するまで待つか、すでに誰かの欲求の対象になってるものを商材として扱えば、効果も早いでしょう。その人に買って欲しいと思うのは無駄です。
他の人も買ってますよ、他の人も欲しがっていますよというのが最も適切なセールストークになるのです。
セールスのテクニックについては他にもこのような記事を書いています。ご参考までに。