「疲れてる?」「どこか具合悪いんじゃない?」と思われがちな目の下のクマ。
しかも、このクマのせいで老け顔に見える原因にもなりますよね…。
中には、まだ幼いのに目の下のクマが目立つお子さんもいます。
この目元の印象を一気に暗くしてしまうクマは解消できないのでしょうか?
当記事では、「自分のクマは生まれつきだから治らない…」とあきらめていた方に、自分でできるクマの解消法についてアドバイスします。
「生まれつきだから…」とお悩みの方は、是非ご覧ください。
目次
目の下のクマはなぜできる?
目元を暗い印象にしてしまうといわれるクマが出来る原因には、間違った美容ケアによる色素沈着(茶クマ)、加齢による目元の筋肉の衰え(黒クマ)、睡眠不足や栄養不足による血行不良(青クマ)などがあります。
それぞれのクマの解消方法は異なり、日頃から自分のクマが気になっている人であれば一通りネットなどで調べてお試しになった方もあるかもしれませんね。
しかし、それでもなかなか改善しない、とか、そもそも幼いころからずっと目の下にクマがある、という人のクマは全く別の原因だと考えらます。
つまり、「生まれつきのクマ」ということですね。
先にお話しした茶クマ・黒クマ・青クマは、生活習慣の乱れよって生じたクマです。
しかし、「生まれつきのクマ」は生活習慣とは関係なく、目元の筋肉(以下「眼輪筋」と呼びます)の働きがもともと弱いことが原因と言われています。
では、この「生まれつきのクマの原因」について次に詳しく解説しましょう。
生まれつきのクマの原因
「眼輪筋」というのは、上まぶたから下まぶたにかけて、目の周りをぐるっとドーナツ状に囲んでいる筋肉です。
この「眼輪筋」はまぶたを開けたり閉じたりするときに使う筋肉です。
筋肉が硬くなったときにまぶたは開き、緩んだときに閉じるという仕組みですが、この筋肉の働きがもともと弱いと、まぶたが緩み、影が出来てしまう、ということなんですね。
さらに、生まれつきではなくても加齢によって「眼輪筋」の筋力が低下する場合もあります。
特に、もともと日本人のまぶたの皮膚は厚く、皮下脂肪が多いと言われています。
普通は「眼輪筋」がこのまぶたの脂肪をしっかり支えているわけですが、もし「眼輪筋」が弱ってくれば、支えきれなくなった皮膚も脂肪もたるみ、下まぶたの下にクマが出来てしまうというわけですね。
当然上まぶたも垂れ下がって来ますから、目も小さく見えてしまいますね。
加齢で、若い時より目が小さく見えるのはこういうことなんですね…。
「眼輪筋」が弱ってくるとクマだけでなく色々なトラブルの原因にも!
★例えば、「眼輪筋」が弱って、まばたきをしたときに上下のまぶたがしっかりくっつかないという「不完全瞬目」という症状があります。
まぶたがしっかり閉じませんから、隙間から涙が蒸発して、「ドライアイ」で悩む事に。
★目を開ける時の動作をオデコの前頭筋肉に頼るためオデコにシワができやすくなり、老け顔の原因に!
生まれつきのクマを解消する方法
生まれつきのクマは「眼輪筋」がもともと弱い、ということが原因ですから、筋力アップトレーニングをすればよいのです。
では、トレーニングのプログラムをご紹介しましょう!
- 両目を5秒間ギュッと閉じて⇒パッと目を開け5秒間「正面」を見つめる。
- 再度両目を5秒間ギュッと閉じて⇒パッと目を開け5秒間「上」を見つめる。
- 再度両目を5秒間ギュッと閉じて⇒パッと目を開け5秒間「下」を見つめる。
- 再度両目を5秒間ギュッと閉じて⇒パッと目を開け5秒間「右」を見つめる。
- 再度両目を5秒間ギュッと閉じて⇒パッと目を開け5秒間「左」を見つめる。
このような前・上・下・右・左の動きを1セットとして2回やりましょう。
まぶしい時のように目を細めながら上まぶたをグッと眉の下まで持ち上げ固定。
このまま下まぶただけ動かす意識で目を閉じようとする。
この動作を10回やります。
難しい時は指を下まぶたに軽くそえて筋肉だけで上げることを意識して。
人差し指で目尻を軽く外側へ引っ張りながら目を閉じる。
外側に引っ張った指が内側へ引き戻されることで、筋肉に負荷のかかっていることを確認できる。
目をパッチリ開き、八の字に眼球を回転させ、さらに反対周りで八の字に眼球を回転させる。
この時眉毛が上がらないように。
どうしても眉毛が動く時は、鏡を見ながらオデコに手をあてて眉毛が上げないことを意識して。
目を正面に見開いて正面を向いたまま眼球だけ左右にグーっと動かす。
右に5秒、左に5秒。これを1セットにして8回やりましょう。
寄り目にする!
人差し指を目の前に出来るだけ近づけ、その指先をじっと見る。
次にその指を徐々に遠ざけていく。
この動作を1セットにして、1日数回行いましょう。
小さいお子さんの場合は、無理にすべてをさせなくても、遊びながら楽しみながらというスタンスで。
面白がって毎日できるようになればしめたものです!
「眼輪筋」トレーニングをするときの注意‼
いくら「眼輪筋」を鍛えるためとはいえ、間違ったやり方をしてはかえって逆効果!
注意点をあげます。
皮膚を無理に引っ張らないで!!
目の下の皮膚はとっても薄い!
トレーニングのためとはいえ、無理に引っ張ると皮膚が伸びきってしまい、かえってたるみの原因となってしまいますよ!!
添える程度、を心がけてみてくださいね。
シワになるほど力まない!
トレーニングでまぶたや眼球を動かすときに力み過ぎるとシワが出来てしまいます。
表情の折りたたみ跡は肌弾力のある若いうちは比較的戻りやすいとはいえ、紫外線で肌ダメージを受けていると真皮層のコラーゲンが減少しているのでたちまちシワになりますよ!
1日にハードに何十回もやるのではなく、少しずつ、続けることが大切ですね。
個人差はありますが数か月の間に徐々に改善がみられるようです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
いままであきらめていた「生まれつきのクマ」は、こういった筋肉に負荷をかけるトレーニングで筋力が少しずつアップすることで解消していきます。
1日で効果が出るものではなく、積み重ねが大切です。
あなたも、自分の出来るところから少しずつ始めてみてくださいね。