前回は法人口座を作るために必要な事前準備について紹介してきました。
しかし事前準備だけちゃんとしておけば何とかなると言うわけでもありません。
重要なのは銀行選び、そして手続きをするときのちょっとしたコツです。
これをしくじってしまえば、せっかくの事前準備が水の泡になってしまうことでしょう。
では一体どうすれば確実に通銀行を選び出すことができるのか、そして窓口ではどのような対応をするのが最適解なのか。
その点について詳しく紹介していきます。
目次
どの銀行を選べばいい?
申し込みそのものは、ネットバンクの方が簡単です。
- 三井住友銀行
- みずほ銀行
- 三菱UFJ銀行
上記はいわゆるメガバンクを代表とする店舗型銀行ですが、受付は対面がデフォルト。銀行窓口である午前9時から午後3時の間にいく必要があります。
一方で、ジャパンネット銀行、楽天銀行などのネットバンクはオンラインで完結。
申し込み後、必要書類を提出すればOKです。ですので、申し込みはネットバンクが圧倒的に簡単。
しかし残念ながら審査はネットバンクの方が難しかったりします。無慈悲に落としてきます。
みずほ銀行
MUFG
三井住友銀行それぞれ普通、当座ある会社なのにジャパンネット銀行申し込んだら審査で蹴られたからネットバンク意外と厳しいw
— スキルシェア⚡WordPress高速化してます (@skillsharejp) August 20, 2019
みずほ、MUFG、三井住友全てに普通、当座、複数口座があって10年以上の取引がある会社だけど以前ジャパンネット法人口座開設したら断られた。
逆に個人だと審査なんてあるの?ってくらい作りやすい。
今までの概念だと大手ほど作りにくい・・・だったけどネットバンクも法人口座だと厳しいのかな。
— スキルシェア⚡WordPress高速化してます (@skillsharejp) June 21, 2019
後述する対面でのテクニックが全く使えませんから、実績ゼロの法人には開設が難しいかもしれませんね。
ゆうちょ銀行最強説は本当?
個人的にゆうちょ銀行は、口座開設が比較的ゆるいと言う印象がありました。
実際、筆者も屋号での講座もあっさり作れましたからね。
ですので、法人口座もサクッと作れるのかと思いましたが、らかなり固かったです。結果的に作れませんでした。
ネットの古い情報にはゆうちょ銀行最強説なんて書かれていることもありますが、あまり信用しないほうがいいでしょう。はっきりって古い情報です。
オススメは地方銀行
筆者が最終的に法人口座を作ったのは地方銀行です。地方銀行とは地域名がついた銀行の事ですね。
「広島銀行」「福岡銀行」などです。
またはその地域にしかない銀行のことであり、各都道府県にはこんな地方銀行が存在します。
- 北海道銀行・ 北海道
- 青森銀行・ 青森県
- 岩手銀行・ 岩手県
- 七十七銀行・ 宮城県
- 秋田銀行・ 秋田県
- 山形銀行・ 山形県
- 東邦銀行・ 福島県
- 常陽銀行・ 茨城県
- 筑波銀行・ 茨城県
- 足利銀行・ 栃木県
- 群馬銀行・ 群馬県
- 武蔵野銀行・ 埼玉県
- 千葉銀行・ 千葉県
- 横浜銀行・ 神奈川県
- 第四銀行・ 新潟県
- 山梨中央銀行・ 山梨県
- 八十二銀行・ 長野県
- 富山銀行・ 富山県
- 北國銀行・ 石川県
- 福井銀行・ 福井県
- 十六銀行・ 岐阜県
- 静岡銀行・ 静岡県
- 三重銀行・ 三重県
- 滋賀銀行・ 滋賀県
- 京都銀行・ 京都府
- 関西みらい銀行・ 大阪府
- 南都銀行・ 奈良県
- 紀陽銀行・ 和歌山県
- 但馬銀行・ 兵庫県
- 鳥取銀行・ 鳥取県
- 山陰合同銀行・ 島根県
- 中国銀行・ 岡山県
- 広島銀行・ 広島県
- 山口銀行・ 山口県
- 阿波銀行・ 徳島県
- 百十四銀行・ 香川県
- 伊予銀行・ 愛媛県
- 四国銀行・ 高知県
- 福岡銀行・ 福岡県
- 佐賀銀行・ 佐賀県
- 十八銀行・ 長崎県
- 肥後銀行・ 熊本県
- 大分銀行・ 大分県
- 宮崎銀行・ 宮崎県
- 鹿児島銀行・ 鹿児島県
- 沖縄銀行・ 沖縄県
できれば自分が何度か使ったことのある銀行が好ましいです。
地方銀行はそもそも法人口座の数を増やしたいと思ってますし、何とかして大手銀行に差をつけたいと考えています。(参考「追い詰められた地方銀行」より)
だからこそ、大手銀行よりも通りやすい傾向があるので、有名なメガバンクよりもあなたの希望に応えてくれるでしょう。
ちなみに東京にお住まいでも地方銀行は全然使えます。東京にある企業なのに、メインバンクは地方銀行、なんて企業はザラにありますので、ご安心を。
審査を通過するための窓口での対応は?
ではさっそく、以下の記事で準備をして、地方銀行に行ってみましょう。
窓口についたら、必要書類をだして、説明をしましょう。具体的には「詐欺などの犯罪に口座を使わない」ことを説明しするのです。
ただ待つだけではダメですよ。自分から話を切り出します。
しかし「犯罪しません!」というわけにもいきませんから、自分から事業内容を説明します。
真面目に事業をする=犯罪しない、という形式ですね。
その際、会社HPと名刺、事業計画書が非常に強力な武器になります。
熱意を持って話していきましょう。
質問はしてこない
いかに顧客が欲しいと思っている地方銀行でも、事業実態があるかをガンガン聞いてきてはくれません。
何も言わなければ、シラーっと審査に入ります。
自分でアピールするしかないのです。事業計画の他にも、、
- どんな気持ちで起業したか
- どんな形で社会貢献するのか
上記2点を話していくと、評価があがります。筆者は30分ぐらい話こんでいましたね。
「こんなに熱意のあるやつが犯罪なんてするわけない」と思わせたら勝ちです。
おもいっきり、喋っちゃいましょう。
【総評】一発必中の気構えで
法人口座の開設審査に落ちると、落ちた銀行がもう一度通ることはほとんどありません。
筆者もそうでした。ブラックリストに入ったみたいで悲しかったですね…。
ですので、一発必中の気構えが必要です。
銀行にこだわりがあるなら、尚更。(個人的には通りやすい地方銀行がオススメですけどね)
今回公開した情報をもとに受ければ、そうそう落ちることはないでしょう。
万全の準備をし、厳選した銀行に行き、熱意のある態度をとるようにしてしてください。
さあ、さっそく法人口座の開設に望んでみてください。
以上「【実績がない法人は必見】確実に法人口座を作る方法(銀行選び~手続き編)
」でした。