子供の小学校の入学式にご家族で出席するご家庭が多い中、下の子がまだ赤ちゃんの場合もありますね。
子供にとって一生に一度の厳粛な入学式に、赤ちゃん連れはありかどうか、式に同席する他の保護者の反応は大いに気になるところ。
本記事では、入学式に赤ちゃん連れの親を周りの保護者はどう感じているのか、赤ちゃん連れの保護者はどう対応すべきかについてアドバイスします。
入学式に赤ちゃんを連れていって良いかどうか悩んでいる方は是非ご覧ください。
目次
式に同席の保護者はこんな風に感じている
我が子の一生に一度の小学校入学式。
ご両親で参加されているご家庭だと、お父様が三脚をセッティングして動画撮影を、お母様が写真を、と分担しているご家族なんかもいらっしゃいますね。
お母さま方もコサージュなどのアクセサリーで決めたフォーマルやお着物で出席される方も…。
もし、この状況で、連れてきた赤ちゃんが突然ぐずり出したら…
しかも、段々ヒートアップして手足をバタつかせたり泣き声のトーンが次第に上がってきたら…
考えたくもありませんが、残念ながらありがちなことですね。
なにせ、大勢の保護者がところ狭しと並べられたパイプ椅子で身動きも取れず…
しかも、春と呼ぶにはまだちょっと肌寒い4月の体育館…。
赤ちゃんにとって快適なはずがありません。
ここでこの記事を読んでいるあなたが心配しているように、お母さんたちにも色々なタイプの方がいます。
赤ちゃんなんだから、場所を選ばず泣くのは当たり前。仕方がない、と感じる方。
逆に、厳かに進行されるべき式が台無しじゃないか!と感じる方。
まず、赤ちゃん連れはやめてほしい、という人の声をひろってみました。
- ビデオで動画撮影している最中に、お隣に座っていたお母さんが連れてきた赤ちゃんがぐずり出し、とうとう大声で泣き始め、校長先生の大事なお話の声がかき消されてしまった…
- お隣に赤ちゃん連れのお母さんがたまたま座り、赤ちゃんが式典に飽きてきたらしく、自分のスーツを触ったり、足をバタバタしてスカートに当たったり。お父様らしき方もきていらっしゃったのに全く無関心。
- なぜ赤ちゃんを預けてこないのか疑問。身内に頼れる人がいないのなら、お金を払ってでもベビーシッターなどに預け、式の会場に連れてくるべきではない。そんなにお金を使いたくないのかしら?
- 自分にとってはたったひとりっ子の一度しか体験できない小学校入学式なのに…何度もこれから体験できる人に台無しにされるのが不愉快。自分の子とそのお母さんの子と一緒のクラスになったがお話する気もない。
などなど、あえて厳しいコメントをあげてみました。
最悪の状況を想定しておいた方が良いと考えたからです。
学校生活はこれから始まるのです。
後々の親同士の人間関係が微妙なことになると、子供たち同士の人間関係にまで悪い影響
が出ないとも限りません。
やっぱり赤ちゃんは連れて行くべきではない?
さらに、追い打ちをかけるようなお話ですが・・・
小学校によっては、「入学式に未就園児は連れてこないでください」というお達しがでる学校もあります。
この点は、地域や学校によって違いますから、事前にしっかり確認しておくべきですね。
さらに、小学校によっては、入学式の時を利用してPTAの役員決めをするところもあります。
一通り式典が終わり、子供たちが教室へ入って担任の先生のお話を聞いている間などに体育館に残っている保護者に、立候補を募るわけです。
当然のことながら、パッと決まることなどほとんどなく、皆沈黙を守って誰も手をあげません。
そんな状況が延々と続くことを考えてみてください。
式典中、じっとしていなければならなかった赤ちゃんが、引き続き黙っておとなしくしていられるでしょうか?
もし、ここまでお話しした時点で「連れて行かない」決断をしたのであれば、次のような方法があります。
あくまでも頼るべき祖父母などの身内がいない場合の選択肢ですよ。
ファミリーサポート
お住いの管轄の市町村や社会福祉協議会などが事務局となり、赤ちゃんを預けたい委託者と受託者のマッチングをする。
登録制で、比較的安い。
託児所
2~3時間だけのようにスポット的に預かってくれる。イベント会場、職場の中、百貨店の中などに併設のため送迎必要。集団で預かっているので定員がある。
ベビーシッター
依頼者の自宅でマンツーマンで保育。保育士や看護師など専門資格のある人も派遣会社で登録している。マンツーマンなので子供との相性もあるかも。
民間保育所の一時預かり
民間会社が運営する保育施設。好きな時に数十分でも預かってくれる。
どうしても赤ちゃんを連れて行くのなら
赤ちゃんを連れて入学式出席、の決断をしたのなら、あまり赤ちゃん連れを快く思わない人もいる、ということを十分認識したうえで、他の参列者に迷惑をかけない、という準備はすべきですね。
具体的には次のことに気をつけましょう。
- 会場は赤ちゃんがぐすったらすぐに抜けられるように出入り口近辺を確保ですよ。
サッと会場から抜けられますから。
- 出来るだけあなたの他にもう一人身内が付き添った方が良いですね。
赤ちゃんにかまけている間に、大切なお話があったり、
式に出席している我が子の撮影ができなくなる危険あり!
赤ちゃん用の荷物も多いので荷物持ちが必要ですよ!
- 服装は、最近授乳できるフォーマルも販売されているのでおススメ。
赤ちゃんも最後の記念撮影で集合写真に写りますから、
ベビー用のフォーマルに近いデザインのものを選んであげましょう。
ロンパースやカーデガンなど、ネットにも色々出ていますよ!
- 音の出ないおもちゃ、音が出ないように小さく割っておいたおやつなど音を出さずに飽きさせない工夫を!
- その他オムツ・おしりふき・オムツ変え用のバスタオル・ゴミ袋・寒い時や授乳時のひざ掛け・抱っこ紐等々、フォーマルの場にふさわしい派手でないトートバッグなどに入れてお出かけを!
- ベビーカーは指定された場所に置きましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
せっかくの子供の門出の日です。
あなたなりに最善と思う判断をして、素敵な入学式の思い出を作ってあげてくださいね!