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きっとあなたはすごく悩んでいるんだと思います。
「部活辞めたいけどどうやって親に話そう…」と。
この記事では、部活を辞めたいと悩んでいるあなたに、一人の親の立場からお話をしたいと思います。
最後まで読んでみてください。
目次
部活辞めたくなった理由は何?
どんな部活でも入部を決めた時はそれなりのワクワク感はあったでしょう。
「前からやってみたかった」と、活動内容そのものに興味を持っていた人もいれば、「仲良しの友達が一緒だったから」とか、「親がやってみろと言ったから」など、活動とは直接関係のない理由で入部したのかもしれませんね。
しかし、入部してからこんなはずじゃなかったという事態になることだってあります。
部活の内部の事情までは体験入部ごときで見破る事なんかできません。
むしろ、部員を増やすため、入部してもらうために、イイ事ばかり先輩たちが言って聞かせたりすることもあるでしょう。
中学や高校に入ったばかりのあなたには、颯爽と活躍する先輩たちの姿がまぶしく見えた時期もあったでしょう?
ただそれも最初の内だけ。
数か月すると新人の頃のちやほやもなくなり、そろそろ実力が顔を出し始めます。
水を得た魚の様にグングン頭角を出す人もいれば、何しに来てるんだろう…みたいな人が出てくるのは仕方のないこと。
競争ばかりの学業から離れたところで違った学校生活を求めて入部したつもりだったのに…。
そこにはやはり競争があり、それなりの人間関係も築いていかなくてはならないことにあるとき気が付くわけですね。
たいてい部活が辞めたくなる理由は
- とにかく練習がキツイ。体力的に続かず宿題をする気力も失せる
- やってみたいと思ったが練習しても全然上達せず自分には合わないといった活動内容に絡むものから
- 顧問・先輩が陰険、暴言などがあり辛い
- 一緒に入部した仲良しの子が辞めてしまってつまらない
- 部員に溶け込めない
といった人間関係にまつわる悩み。さらには
- とにかく活動にお金がかかり、バイトもしていないのに家に迷惑がかかる
という金銭的なことで悩む人もいます。
部活のこういったストレスが原因で、部活は休みがちになり、本業である学業の方までおろそかになり、成績は下がるは部活の子と顔を合わせるのも嫌になるはで学校に行くのも憂鬱な人が続出というのは、もう見逃せない事態です。
親に言い出せない理由
入部の理由は何であれ、それがきっかけになってやってみたら意外と面白かった・自分に合っていたなんてことはよくあることですから、どんな理由だって良いわけなんですが…問題は、辞めたくなった時ですね。
入部したものの事情が変わってもう部活辞めたいと思っていても、その理由がアダになって、親に言い出せない人が結構いるわけです。
ネットで、「部活辞めたいんだけど親に言えない人コメントお願い!」という感じで救いの手を模索している人の何と多いことか…。例えば、こんなことで悩んでいる人たちがいます。
【金銭的な負担をさせてまで入ったから】
どんなスポーツ系の部活・楽器など文科系の部活でも自分の道具をそろえるためにそれなりの金銭的な負担を親に負わせてしまうもの。それだからこそ、簡単にやめると言い出せなくて…というコメントが結構多かったのが目に付きました。
【入部に反対していた親を押し切ってまで入ったから】
親御さんは何かしらの理由があってあなたの入部を反対されたんだと思いますが(そこは家族の事情がありますから理由は様々ですが)それを押し切る形で入部したのに辞めたくなってしまった場合。
親の「だから言っただろおおおお!!!」的な怖いリアクションが予想されるだけに言いだせないですよね。
【親の期待があまりに大きくて】
運動系の部活で部の中の誰にも負けない実力があり、大会に出場すればいつも上位の成績を残すような人でも悩んでいます。
当然のことながら親も子供を応援し、これからもドンドン記録を出していることを期待しているだろうから、ということですね。
当の本人は部活でなく学業に集中したいという希望があり、どういうタイミングで何と言って親に部活を辞める説得をすればいいか、途方に暮れている様子。
負のスパイラルを望む親なんているわけない
悩んでいる人たちのコメントを見てちょっと気がついたことがあります。
それは大半のコメントが「まだ相談してないけど絶対怒られそうで…」とか相談したものの、「まだ始めて日が浅いのだからもうちょっと頑張ってみればと言われて仕方なく…」とか。
わかりますか?
どちらの親御さんも「絶対やめたら許さないから!」だの「今まで部活にかけたお金どうしてくれる?」だのと子供を追い詰めている人はいないのです。
つまり、「絶対親に言えば辞めさせてもらえない!」と決めつけているのは他でもないあなた自身だということですね。
心のどこかで、親にあれだけのことを言ってお金使わせたのに…という想いが、自分を責めているだけです。ここに気づいてほしいのです。
少し前に、埼玉県で中1の男子生徒が自殺する、という痛ましい出来事がありました。
行き過ぎた部活顧問の指導が原因で自殺をしたのでは、という疑いが強く、市の教育委員会が第三者委員を立ち上げ、原因を究明することになりました。
部活の顧問から胸ぐらをつかんでひどい暴言を吐かれたこともあり、部活のことでひどく悩んでいたのだそうです。
私も一人の親として、もし自分の子供がどういう形であれ部活を辞めたいと思う程悩んでいるのなら、少なくとも辞めるなんて許さないと怒ったり、お金の話など絶対考えられません。
なぜなら、部活を辞めたくなるほどの苦しみがまず心配だからです。
大人社会でも複雑な人間関係でウツになる人がいるのですから、社会経験の浅い子がどうしてよいか分からなくなるのは当たり前。
私があなたにすすめたいのは、勇気を出して親に相談してほしい、ということ。
怠けている、なんて思いません。
心が疲れれば大人だって怠けたくなるのですから。
あなたの心の健康を取り戻すためにも、絶対正直に○○が辛くて辞めたい、と親にSOSを発信してほしいのです。
手遅れになる前に…。
まとめ
いかがでしょうか。あなたと同じ「親に言えない」ことで悩んでいる人は意外と多いことに気が付いてもらえましたか。
どこの親も、あなたの心の健康、あなたの命を最優先に考えていることを忘れないでください。
いくらあなたが無理を言って入った部活でも、多額のお金を負担させていてもです。
ちょっと落ち着いた時間に、逃げずに、親とじっくり向かい合って話してみてくださいね。