【高校の担任を変える方法】許せない担任を野放しにしないために

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後の祭り

「何この担任⁉」「どうしても許せない!」という不満があったとき、親としてはまず学校に対応を求めたくなるものです。

ましてや多感な時期を迎える高校生であればなおさら「この担任変えてほしい!」という気持ちがフツフツと大きくなると、どこに相談すればいいの⁉と、居ても立ってもいられませんね。

あなたがここにたどり着いたということはよほど担任にイヤな想いをしているのでしょう。

 

当記事では、高校で問題のある担任を出来たらもう変えてほしい!と思いつめた時、どういう手順で対応すべきかについてアドバイスします。

とにかく担任を変える方法を知りたい!と追い詰められている方は是非ご覧ください。

 

 

目次

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まずは担任とのやりとりから

 

生徒は先生を選べませんから、どうしても「この先生はないでしょ!」みたいな教師に当たることもありますよね。

例えば、酷いえこひいきや差別扱いがあったり、平気でイヤミったらしいことを口に出したり。ハッキリ言わないで理由もわからずにらみつけたり…

こういったパワハラまがいの、日々の苦痛が積み重なれば、登校すら辛くなる人も出てくるでしょう。

 

さらには、親が子供の苦しむ気配を察して学校に相談に行っても、担任が全く聞く耳を持たないなど…。

 

今すぐにでも担任変えてほしい!! という気持ちはわかりますが、やみくもに感情をぶつけただけでは、何も変わりません。

 

むしろ、ことを荒立てたくない、という理由でもみ消されてしまうかもしれません。

 

 

そこで、ここはちょっと冷静になってまずは担任と向かい合ってみましょう。

 

その際に、あなたが注意するべきことがあります。

特に親御さんが話し合いの場に立ち会うのなら、言い方を間違えると「モンスターペアレント」扱いされ、厄介なことになります。

最近はそういう親対策で弁護士を雇っている学校もあると聞きます。

 

 

NGな言い方は次の通りです。

 

  • 具体的に改善してほしい点についてというより、教師の人格そのものを否定するような、叩きのめす言い方をする

 

  • 正論だからと言って一方的にまくしたて、担任側がなぜそのような行動に出たか聞く耳を持たない

 

  • 担任に対する嫌悪感の理由があまりに自己中心的な内容

 

など。

話し合いの時には、少なくともまずは担任側の言い分をキッチリ聞き、メモして残しておくという余裕を持って望みたいものです。

 

 

逆に学校(担任)側として、聞かざるを得ないような親からの相談としては・・・

 

  • 担任に対する要求が常識で考えて当たり前であること

 

  • 要求の内容が実行や実現が可能なこと

 

  • 自分の子供だけでなく他の生徒にとってもメリットになること

 

ということが、専門家の間では「正当な要求」と言われています。

 

 

まどろっこしいでしょうが、教師も人間ですから、初めから担任を飛び越えて、教頭や校長に訴えたりしてしまうと、親から何の相談もなくいきなり上から指導、では、かなり不快感を持たれてしまうでしょう。

 

担任に悪い感情を持たせたために、その後の子供の学校生活がもっと辛いものになってしまったら取り返しがつきません。

 

担任と話し合い、それでも担任に全く改善や変化が見られなかったら、いよいよ担任から離れて行動に出る時が来ます。

 

次に、もし担任があてにならなかったら、どこに相談したらよいかいくつかアドバイスします。

 

 

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担任から理不尽な扱いを受けた時の相談先

 

専門家のコメントを基に、いくつかご紹介します。

 

学校のスクールカウンセラー

文部科学省では、各学校に臨床心理士などの専門職の方を配置しています。

学校とは一線を画した、外部の相談相手という位置づけなので、担任の理不尽な扱いを何の気兼ねもなく相談できます。

 

スクールカウンセラーの役割は、

✓生徒からの相談を受ける

✓保護者や教職員からの相談を受ける

✓相談者の心理的な面での見立てと今後どう対応・実施していくべきかを提案

✓ストレスチェックをして予防する

✓事件・事故が起こった時の生徒の心のケア

 

など、あなたが日常生活で受けた心の傷を軽くしてくれることでしょう。

1人で抱えているより、より多くの人に辛さを吐き出すことで、あなたの心に冷静さが戻ってきます。

 

たった1人の担任のことで大切な高校生活の日常を崩されるなんて、たまったもんじゃありません。

まずはこういう身近なところから味方を作っていきましょう。

 

校長先生

 

「校長先生の人事権」についてサイトで調べると、どうやら校内の人事(何年生の担任にするとか、何の科目の担当にするとか)について裁量権があるだけで、他の学校へ異動させる、という権限は都道府県の教育委員会にあるようです。

校長先生はその判断材料を上にあげるだけ。

つまり、校長先生に「あの担任をクビにしろ」と言っても校長先生にその権限はないということです。

 

しかし、やめさせるかどうかは別として、担任と1対1での話し合いより、校長先生に間に入っていただくことで、担任としても「このままではマズイ」感は出てきますよね・・・

担任のやってきたことが明るみに出るわけですから。

 

要は、まず筋を通して担任に相談したのに・・・状況を変えようとしないことに泣き寝入りはしません!という意思表明はすべきですよね!!

 

教育委員会

 

校長・市町村の教育委員会に教職員をクビにする権限はないそうです。

人事権は都道府県の教育委員会にあるのです。(名古屋市や浜松市などの政令市では人事権があるとのこと)

 

文部科学白書によると、「各都道府県・指定都市教育委員会で、指導が不適切な教員に対し、継続的な指導・研修を行うこと」や、「必要に応じて免職などの措置をとること」というしくみになっているそうです。

 

「公立学校」の担任教師であれば、都道府県の教育委員会に「不適切」という判定で何らかの処分があるとみて良いですね。

 

私立高校の場合

 

私立学校の場合は、教師の指導・監督権は教育委員会にはないのです。

人事は学校法人の理事会の管轄といわれています。

 

学校ぐるみということでなく、一担任だけの問題なら、学校長や理事にまずは相談してみてはどうでしょう。

何の対応もなく、ますます状況がひどくなるようなら、あなたの被害の状況を外部の機関に相談する、という方法を法律の専門の方がおススメしていました。

 

例えば、

 

★法務省の人権相談…電話や法務省のホームページから気軽に相談できます

 

★日本司法支援センター(法テラス相談)…悩みの応じて法的な対処方法を提案します。

必要なら弁護士にも相談できるそうですよ。

 

 

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まとめ

 

いかがでしたでしょうか?

公立高校と私立高校では最終的な相談先がかなり違ってきますが、あなたが生徒ならまずは身近な大人を巻き込んで、事実を明らかにすることからスタートしましょう。

決して一人で抱え込まないでくださいね。