職場でいじめられた、いじめている現場をみたという経験はありますでしょうか。残念ながら、現代の日本において、職場のいじめはまだ横行しているのが現状です。本記事では、なぜ職場でのいじめが起こってしまうのか、いじめる側の心理をひも解いていきます。
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目次
いじめはどれくらいある?
職場でのいじめは、どのくらいあるものでしょうか。産業カウンセラーの調査によると80%以上が職場でいじめがあると回答しております。いじめの内容としては、パワハラ・仕事のミスに対するいじめ、セクハラなどがあります。いじめの形としては、「怒鳴る・罵る」が最も多く、他には「無視・仲間外れ」「いやがらせ」などがあるようです。また、上司から部下へのいじめが最も多いですが、中には同世代同士のいじめ、女性が集団となり特定の男性を無視するといった例もあるようです。
なぜ、職場でいじめが起こる?
上記の通り、まだまだ職場でのいじめは横行しているようです。なぜ、いじめが起こってしまうのか、いじめる側の心理を見てみましょう。
- そもそも、いじめているという意識がない
いじめをする人は、いじめている意識をそもそも持っていないというケースがあります。むしろ、世話を焼こうとしており、気をかけていること・指導の延長だと考えている人が多いです。そのような人は、多く干渉してきて、最終的には自分の思い通りにしたい、それをすることが相手のためだと思い込み、エスカレートすることがあります。その結果、怒鳴る・罵るという行為に発展します。それを受ける身になってみるといじめ以外の何物でもありません。
- 仕事・私生活が満ち足りていない
仕事で満ち足りていない人は、自分に自信がなく、相手と比較をしてしまい、その妬みや嫉妬が湧き上がってくることがあります。いじめる人自身もノルマに追われており、切羽詰まった状況なことが多いです。そのような嫉妬によるいじめは、同世代間でも起きることです。
また、私生活が満ち足りていない人は、そのはけ口を探しています。ストレスのはけ口として、職場の部下がいじめの対象になってしまうケースがあります。
いずれのケースも、自身が満ち足りていないため周りにあたるということが原因のいじめです。
- 派閥を作りたがる
年功序列・派閥など、古くから日本の社会で派閥を作りたがる文化があります。そのように考えている人は、新入社員や新しく職場に入ってきた社員をいじめる対象にする傾向があります。また、立場が上の上司に対しては、いい人を演じ、派閥に入ろうとします。つまり、派閥を作ったり、派閥に入ろうとしたりする人は、その手段としていじめることがあります。
また、女性が多い職場の中で、男性の社員がいる場合に、女性が集団になって男性を標的にするケースもあります。女性社員で派閥を作り、男性社員を無視したり、男性社員の仕事をわざと遅らせたりするいやがらせもあります。
- 自分もいじめられてきた
①~③のようにあらゆる理由でいじめられることがあります。つまり、若い頃にいじめられた人が成長し管理職などの立場に出世していることがあります。その場合は、自身が若い頃にされたいじめを腹いせのように部下にするケースがあります。これこそが、長い間日本の職場においていじめがなくならない原因の一つです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。いじめる側の心理は様々な原因が絡み、その心理を作り上げていることがわかっていただけたでしょうか。いじめている側ではなく、いじめられている側がいじめと思ったら、それはいじめになります。いじめられている場合は、他の部署の上司に相談したり、転職も検討したりしましょう。また、コミュニケーションを双方向でとり、自身が思いもよらずいじめる立場になっていないことに注意しましょう。