今、ネットを見ると「会社の飲み会の断り方」というテーマの記事がとても目につきます。
これは何を意味しているのでしょうか?
当記事では頻繁にある会社の飲み会のメリットとデメリットをあげながら、いい加減ドタキャンの言いわけにも限界がきている人に、今後どういうスタンスで会社の飲み会を乗り切るべきかをアドバイスします。
もう断る言い訳のネタが尽きた!という人は是非ご覧ください。
【関連人気記事】
職場の忘年会に行きたくない、パートでも行くべき?上手な断り方ベスト4
目次
会社の飲み会のメリット
会社の上司や同僚といった「仕事の仲間」とお酒を飲みながら、“親睦を深める”という方法は日本独特の文化のようなものですね。
特に、昭和生まれのサラリーマンには「飲み会も仕事のうち」などと上司から言われて鍛えられてきたためか、良い悪いは別として出席するものだという条件反射が働く世代かもしれません。
しかし、最近の「個人のプライバシーや生活を守る」という時代の流れのためか、この習慣に声を上げる人たちも出てきました。
では、いまだに延々と続く会社の飲み会はなぜなくならないのでしょう?
イメージ的には、若い世代の社員から声が上がりそうですが、20代~40代の男性有職者を対象にしたあるアンケート調査の結果によると「会社の飲み会に誘われると嬉しいですか?」という問いに対し、20~30代の6割の人が「嬉しい・やや嬉しい」と回答していることが分かりました。
「お酒」の力を借りて、会社では見ることのない上司の一面をかいま見ながら、近づきがたいと思った上司に普段言い出せない事を相談したり、気軽に話すきっかけ作りになると考えているようです。
さらに、他部署の人がお酒の席で一緒なら、互いの情報交換を図ることが出来ますね。
会社で多くの会議をするよりも、一緒に飲んだり食べたりした方がより社員同志親しくなれるという研究結果もあるんです。
会社の飲み会のデメリット
一方で、20代~30代の女性については、会社の飲み会に対してあまり良い印象は持っていない人が多いようです。
あなたにも何となくわかると思いますが・・・
- お酒の席では開放感からか、セクハラ・パワハラ…と、数々のハラスメントの温床になりがち
- とにかく時間がもったいない!さっさと仕事を終わらせて、夜は夜で習い事にデートに…と、予定を入れていたのに!
- 帰宅が遅くなって不安
- 明日の仕事に差し支える。特に二日酔いはつらい・・・
- そもそもお酒に弱く、気持ちが悪くなったり、頭痛がしたり。体質的に無理!
女性特有のお悩みですね・・・わかります!
女性だけかと思いきや、意外と男性にも不評な点も指摘されています。
- 飲み会の費用について自費で折半というのは結構つらい。特に入社したての頃はまだ給料も安いので調子に乗ってどんどん頼んだりすると知らぬ間に金額がかさむ…
- お酒が入れば入るほどクドクド説教を長時間に渡ってする上司・・・
- お酒の勢いで気持ちが大きくなるのか、上司の終わりなき自慢話や武勇伝を延々と聞かされる
- カラオケは大の苦手なのに無理やり歌わせようとする上司・・・立派なカラオケハラスメントです!
さらに、若手だけではないようです。
中堅と呼ばれる世代の人も実のところ不快感を感じていたりするんですね・・・
- 仕事を終えたら出来るだけ子供や家族との団らんの時間を過ごしたいのに・・・
- 2次会、3次会・・・とお酒の席が長引けば長引くほど、女子社員を無理やり引き留めておくことはできないので、仕方なく役職者のエンドレスなお誘いに自分たちが付き合わざるを得ない。
- 若い時と違い、翌日の仕事への影響や能率が確実に下がる
- 酒の飲みすぎで成人病へと悪化しかねないメタボ体質である
・・・いかがでしょう。
飲みニケーションのメリットはわかっていても、現実を静かに眺めると、そろそろ「会社として」飲みニケーションのあり方を考える時にきているのかもしれませんね。
ドタキャンの言い訳はもうやめよう!
ネットでは驚くほどたくさんの「会社の飲み会ドタキャンの言い訳フレーズ」のオンパレードですね。
ご丁寧に、1週間前なら・前日なら・当日なら等々、アリバイ作りの方法まで!
しかし、ちょっと考えてみてください。
これから何年もの間勤務していく会社で、飲み会の度に親や子供や自分が何回病気⁉のフリをすればいいのでしょうか?
そしてクライアントとの打ち合わせが、飲み会の日に丁度重なるという偶然が今後何回通用するのでしょうか?
少なくとも、あなたが勤め上げようと決めた会社で、そのごまかしはちょっとつらくないですか?
ウソがばれた時に失う信用は計り知れず、かえって面倒くさくなりますよ!
そもそも、飲み会になど出なくても、コミュニケーションをとる自信があればこんなウソはいらないのでは?
そうなんです!
会社の飲み会はあくまでも「お酒の力を借りて」社員間の親睦を図るためのものですね。
普段から周りが認めるほどに率先して仕事をこなし、他の部署の人とも積極的にコミュニケーションをとろうとする印象が他の社員に刷り込まれていればウソは必要ありません。
家に小さい子供が待っているとか、アルコールに極端に弱い体質であるとかは、普段の会話の中で充分知ってもらえるレベルですね。
誰だって、飲み会にまつわるデメリットはわかっていますから、ドタキャンでも「今日は遠慮します、皆さん行ってらっしゃい!」とニコッと送り出せばいいことではないでしょうか。
そうです、こんな断り方で充分ですね。
その代わり、業務時間内のランチ会や親睦会にはスタッフをかって出るなど、お酒以外の方法で親睦を図る事には積極的に動くべきですよね。
ある意味、お酒の力で親睦を図ることの方が手っ取り早い、かもしれませんが、どうしても苦手なら別の切り口で攻めるべきです。
最後にみんなが本音では困っている「会社の飲み会」の今後の望ましい形として一言提案させていただけば・・・
- 若手社員の懐具合も考えて!経費は会社で負担を!!
- 翌日の業務のパフォーマンスが落ちないように早い時間にお開き!
- とにかく酒の勢いの“ハラスメント”は絶対禁止!!
- お酒の席に出られない人がいる、という前提で業務時間内にランチ会などで女性も参加しやすい席を設ける
まとめ
いかがでしたでしょうか?
会社の飲み会をドタキャンしても、堂々と断っていい理由がお分かりいただけたでしょうか?
もう言い訳ばかりで逃げる必要はありません。
お酒の力を借りなくても良いコミュニケーション関係を築けるということを、あなたが実践してみてくださいね!