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会社の上司に年賀状を出さないといけない?
年の瀬になると悩むのが年賀状問題。インターネットが普及した昨今ではLINEやメール、SNSなどで新年の挨拶を済ませることも多いですよね。
しかし、今年から社会人となった新入社員にとっては頭が痛い問題です。
上司に友達とおなじようにメールで済ませるわけにはいかないからです。
年賀状は日本の文化といわれていますが、会社の上司や先輩には年賀状を送らないといけないのでしょうか?
結論をいうなら「必ずしも送らないといけないとは言えない」のが現状です。
なぜなら勤務している会社の社風や上司の考え方ひとつで変わってくるものだから。
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年賀状を出すか出さないかの判断は?
年賀状を出すのかを在籍している先輩に聞いてみましょう。他の人がみんな出しているのなら、その上司には出したほうが無難です。
自分だけ出さないというのはかえって目立ってしまいます。
年賀状を出している場合、上司の住所がわからないからといって先輩に聞くのはNGです。いきなり年賀状が送られてきて「なぜ住所を知っているんだ?」とびっくりされるからです。
個人情報保護法という法律ができてから、会社側も社員の住所を厳重に管理しています。
安易に住所を入手しようとすると自分が上司の信頼を失うだけでなく、教えてくれた先輩にも迷惑がかかるので絶対にやめましょう。
会社の住所リストを見ることがあっても、勝手に年賀状に利用してはいけません。
年賀状を禁止している会社もある
今は会社が全面的に年賀状やお中元・お歳暮のやり取りを禁止している所があります。
主な理由としては社員の負担を軽くすることと、年賀状やお中元・お歳暮を強制することでパワハラになることを防止するためです。
年賀状は1枚63円で上司が係長、課長、部長、次長、本部長・・・とこれだけなら5人で315円とそんなに金銭的負担はなさそうですが、今いる上司が移動しないとも限りません。上司が新しく変わっても移動した上司にも出さなくてはいけないからです。
金銭的負担より毎年出さなければという心理的負担のほうが大きいのです。
「○○は年賀状をくれたのに、〇は送ってこなかった」とか「手書きが常識」など年配の上司は悪気なくパワハラ発言することもあるので、会社で禁止されてるという大義名分があると精神的にも楽になります。
住所はどうやって入手するの
年賀状を出す場合は、住所はどうやって調べたらいいのでしょうか。
それは上司の住所は本人に聞くのが一番いい方法です。
「年賀状を送りたいのですが、住所を教えていただけませんか?」とストレートに聞いてみましょう。
「若いのにしっかりしてるな」と好印象、年賀状を送る習慣がある上司なら快く教えてくれるはず。
喪中だった場合もこの時点で知ることが出来るので、うっかり送ってしまう事を防げます。
もしも上司自身が年賀状を遠慮したいと考えているならば、その場で言ってくれるのでその時は潔く引きましょう。
公私を分けたい人もいる
上司も会社とプライベートを完全に分けたいと思っている人は少なくありません。
年賀状を送るか送らないか悩んでいる人は意外とあっさりと解決することもありますので、
思い切って上司本人に聞いてみるといいかもしれません。
年賀状に使える文例
今は年賀状も自宅のパソコンで量産できますが、印刷したものをそのまま出すのは好ましくありません。なにか一言、手書きで書くと温かみが増して喜ばれます。
・昨年はご指導いただきありがとうございました。まだまだ未熟ですが今年もよろしくお願いします。
・昨年の○○プロジェクトでは大変お世話になりありがとうございました。
○○さんを見習い今年は一回り自分を成長させたいと思っています。
・いつも相談に乗っていただいて感謝しております。今年もよろしくお願いします。
ビジネス文書ではないのであまり気負いせずに書いてみるといいでしょう。