自己愛性人格障害とは?知っておきたい10の特徴

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気持ちの問題

(知り合いの心理カウンセラーの泉さんから寄稿してもらいました。)

どうも、精神疾患・発達障害を専門にしている心理カウンセラーの泉です。

この記事を読んでいるあなたは、尊大で傲慢な態度を取る人に悩まされているのではないでしょうか?またはあなた自身が、自分は自己愛性人格障害なのではないか…と疑っているのかもしれません。

メンタル系の病気の中でも、特に人格障害(現パーソナリティ障害)はなんとなく誰にでも当てはまりそうな感じがして、自分やまわりの人が本当に人格障害なのか判断しにくいです。

私の大学の友人は心理学の講義で人格障害を学んでから、まわりの友人全員が人格障害に見えるようになったと言っていました…。それくらい、半端な知識では判断しにくいものなのです。

そこで今回は、自己愛性人格障害の特徴のなかでも特にわかりやすいものを10個に厳選してお伝えしていきます。医学的な診断基準に加えて、わたしが実際に対応したケースを元に具体例を交えてお伝えします。

目次

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自己愛性人格障害の特徴~医学編~

尊大な態度の人、横柄な人というのは身の回りにときどきいますよね。

それが単なる性格で一般的な範囲内なのか、それとも異常で診断名がつくレベルなのか、判断はとても難しいものです。

では、精神科医はどうやって判断をしているかというと、DSM-5という診断マニュアルを使っています。

このマニュアルには、「こういう特徴に●個以上当てはまっていると、この診断名がつくよ」と非常にわかりやすい構成になっています(当てはまっているかどうかの判断は経験に寄ってしまうところもありますが…)

ですので、まずはDSM-5に記載されている自己愛性人格障害(自己愛性パーソナリティ障害)の診断基準をお伝えしていきます。

DSM-5の診断基準

誇大性(空想、または行動における)、賞賛されたいという欲求、共感の欠如の広範な様式で、成人期早期に始まり、種々の状況で明らかになります。

 

次のうち5つ(またはそれ以上)によって示されます。

  1. 自己の重要性に関する誇大な感覚(例:業績や才能を誇張する、十分な業績がないにもかかわらず優れていると認められることを期待します)。
  2. 限りない成功、権力、才気、美しさ、あるいは理想的な愛の空想にとらわれています。
  3. 自分が特別であり、独特であり、ほかの特別なまたは地位の高い人達に(または施設で)しか理解されない、または関係があるべきだ、と信じています。
  4. 過剰な賞賛を求めます。
  5. 特権意識、つまり特別有利な取り計らい、または自分の期待に自動的に従うことを理由なく期待します。
  6. 対人関係で相手を不当に利用します。つまり自分自身の目的を達成するために他人を利用します。
  7. 共感の欠如:他人の気持ちおよび欲求を認識しようとしない、またはそれに気づこうとしないです。
  8. しばしば他人に嫉妬する、または他人が自分に嫉妬していると思い込みます。
  9. 尊大で倣慢な行動または態度。

↑に当てはまると自己愛性人格障害と診断されます。

なんとなくイメージはつくでしょうか?

ただ、医学的な専門書の記載なのでちょっとイメージしにくいものもありますよね。”尊大で傲慢な態度”って捉え方にもよりますし…

ですから、もうちょっとイメージしやすい具体例をお伝えしますね。

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自己愛性人格障害の特徴~具体例編~

ここからは、自己愛性人格障害の具体例をお伝えします。

実際が私が対応したケースの特徴を3カテゴリ10種類にまとめてみました。

ほかの方がやっている分類もたくさん参照してみましたが下記の情報でほぼ網羅できていると思います。

 

プライドがクソ高い

自己愛性人格障害の特徴で一番わかりやすいのが「プライドの高さ」です。

より細かい特徴と具体例は下記になります。

1.根拠はないけど自分は特別だと思ってる

  • なんの実績もないのに、「自分が本気を出せば何でもできる」と信じ込んでいる
  • 10年以上引きこもっていて就職した経験もないのに「自分はマネジメントとかできちゃうんで」という。
  • いまの総理大臣の名前も知らないのに「日本を変えなきゃいけないから選挙に出る」とかいう

2.自分の評価に敏感

  • 面接など評価される場面に弱い、避ける
  • 思ったよりも氷菓が引いと評価者をバカにする
  • 褒めてくれる人が大好き

3.外面はめっちゃいい

  • 初対面では頼りになりそうないい人
  • 身なりもしっかりしていて清潔感がある
  • 仕事できそうオーラを出している人も多い

4.自分より下に見た相手はとことん下に見る

  • 「こいつ頭悪いな」と思った人の意見はまったくきかない
  • 気に入らない上司の言うことは聞かない
  • 下に見た人に対してはあからさまに馬鹿にしたような態度・発言をする

5.人に相談しない

  • 自分の悩みを一切他人に相談しない
  • 「悲しい」「つらい」といった弱音をまったく吐かない
  • 助言をもらっても行動に移さないため何も改善されない

失敗を受け入れられない脆さがある

自己愛性人格障害の大きな特徴の2つ目は弱さ・脆さです。具体的には下記のような特徴があります。

6.うまくいかないことは病気や他人のせいにする

  • 就活の面接で落ちた理由を「自分が優秀で扱いづらいと思われた」と思い込む
  • 仕事がデキないから昇給しないのに、評価する上司が無能だから理解されないとグチる
  • うまくいかないのが怖いことが原因なのに、うつ病を理由にして引きこもる

7.言い逃れができない失敗をすると一気にボロボロに崩れる

  • 完璧に論破されると寝込んで出勤できなくなる
  • 恥をかいたと感じるとそのコミュニティからこっそり抜け出し二度と参加しなくなる
  • 理想通りの自分ではなくなると、すべてがどうでも良くなる

8.指摘してきた相手を過剰に責める

  • ちょっとした指摘に対して逆上する
  • 指摘ですらない提案に対しても逆上する
  • 指摘される雰囲気を感じ取るとあからさまに威圧的になる

自分の価値を高めるもの大好き

自己愛性人格障害の人は、「ありのままの自分」に価値を感じられません。そのためスキルや資格、名声など自分の外側のものをたくさん得て価値を高めようとします。

9.やたらと人に教えたがる

  • 後輩が入ってくると率先して教えようとする
  • 「お前は教えなくていい」と指示されても教えようとする
  • 新入社員にあることないこと吹き込んで自分の味方につけようとする

10.資格や肩書が大好き

  • なにかといつも資格勉強している
  • 受かったら大げさに自慢するが、落ちたときには誰にも何もいわない
  • 肩書に固執し、まわりを蹴落としてでも一度得たポジションを手放そうとしない

以上が自己愛性人格障害10の特徴でした。あなたも当てはまるものがあったかもしれません。

でもなぜこんな特徴を持つようになってしまうのでしょうか?自己愛性人格障害の人だって望んでこうなったわけではないのです。

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自己愛性人格障害の原因

 

自己愛性人格障害の主な原因は”幼少期の体験”だといわれています。もっと具体的にいうと、幼少期に愛されなかった、または歪んだ愛情をうけて育った、というパターンが非常に多いです。

 

自己愛性人格障害の原因を深く理解するために、まずは”ちゃんとした愛情を受けて育つとどうなるか”から解説していきます。

ちゃんとした愛情を受けて育つとどうなるか

ちゃんとした愛情を受けて育つと下記のような感覚を得られるようになります。

  • 世界は安全な場所だと感じられる
  • ありのままの自分に価値を感じれるようになる

なぜ上記のような感覚が得られるようになるかというところもご説明しますね。

 

赤ちゃん時代に、泣けばミルクをもらえて、おむつを取り替えてもらえて、あやしてもらえて、傷の手当もしてもらえて…という経験を積むことができると、「この世界は安全だ。自分を守ってくれる。

自分の不快さは全部解消してもらえる」というような安心安全感覚を得られるようになります

 

また、自分が笑いかけるだけでまわりの大人たちが笑い返してくれたり、自分が何もしていなくても抱きしめてもらえたりすると、「何もしていなくても自分は愛される存在なんだ」とありのままの自分でも価値があるという感覚を育めるようになります。

こういった感覚をちゃんと持てると、

  • 世界は安全→必要以上に自己防衛しなくていい→人に甘えたり相談できたりする
  • ありのままの自分に価値がある→ダメな自分にも価値がある→失敗を受容できる

といったように、充実した人生を送りやすい土台を作ることができます。

逆に自己愛性人格障害の人は、「世界は危険」・「ありのままの自分は価値がゼロ」だと思い込んでいます。そしてその思い込みは、ちゃんとした愛情を受けられずに育ったことが原因なのです。

つぎは自己愛性人格障害の原因をより深くお伝えしていきますね。

自己愛性人格障害の原因①愛されずに育つ

愛されずに育つとどうなるか、というと下記のように世界が見えてしまいます。

  • 世界は危険→自分の身を守るために力が必要と信じ込む
  • ありのままの自分には価値がない→良い子を演じる

 

一番わかりやすい例として、虐待を受けて育った子どもをイメージしてみてください。甘えようとしたら殴られる、おとなしくしていれば=良い子であれば殴られない、そんな環境で子どもが育ったとしたらどうなるでしょうか…?

「自分の身は自分で守らないといけない」、「人を頼ってはいけない」、「他人は自分を攻撃する存在だから気を許してはいけない」と感じるようになりますよね。

また虐待を受けて育つと、子どもは「自分は親からすら愛されない存在なんだ」と信じ込んでしまうでしょう。

でも、子どもは誰かに愛されたり注目を浴びたりしたいものなので、まわりの評価を気にするようになって外面を良くして親以外からの愛情を得ようとしたり、自慢話をして人の注目を引くようになったりします。

これが、自己愛性人格障害の原因です。

少しだけ補足をすると、ここでいう愛されないのイメージは、虐待やネグレクトという極端な例もありますし、両親が教育熱心で厳しい、あまり褒めるタイプの両親ではない、みたいな場合もあります。

「自分の親はわりと普通な親なのに自分には自己愛性人格障害っぽい特徴がある…」と感じている方のなかには、両親が厳しく、子ども時代にあまり褒められたりしなかったり、テストの点数がいいときだけ褒められるなど条件付きの愛情を受けて育った方も多いです。

自己愛性人格障害の原因②愛されすぎて育つ

ちゃんとした愛情を受けられずに育つパターンは実はもう1つあります。それが愛されすぎて育つパターン。

よくあるナルシストのイメージはこちらが多いのではないでしょうか?

いつまでも親離れせず、ママが大好きというパターンですね。

虐待とかと比べるとだいぶましに思えるかもしれないのですが、このパターンでも「世界は危険」「ありのままの自分には価値がない」と思い込みやすいです。

 

愛しすぎる親は、ほとんどの場合、過保護・過干渉になります。

ちょっと転んだだけで母親が大騒ぎしたり、けがをすると危ないからという理由でブランコで遊ばせてもらえなかったり、どこに行くにも母親がついてきて危ないことがないか監視したり…

 

そんなことが続くと、子どもは「自分は独りでは何もできない弱い存在なんだ」と感じるようになります。

子どもであっても無力な状態は不快ですから、とりわけ力を求めるようになっていきます。

このときに求める力は「世界は危険」と感じる子どもが求める力と同質のものです。

また、母親がここまで子どもにベッタリになる家庭にありがちなのが、父親と母親の不仲さです。

母親が父親の悪口を言うくらいの家庭もあれば、実際に母親がDVを受けているような家庭もあります。

 

どちらにしても子どもにとっては母親のほうが養護者として味方に感じることが多いため、父親は敵になります。

でも敵である父親から母親を守る力が自分にはない。

この場合も子どもは必要以上に力を求めるようになっていきます。

これが、ベッタリな愛情を受けて育つ子どもが「世界は危険→力が必要」と感じるようになる経緯です。

 

一方の「ありのままの自分には価値がない」という感覚もちゃんと植え付けられていきます。

過保護・過干渉な親というのは、子どものためにやっているわけではなく、自分が不安だから過保護・過干渉な行動を取っています。

そして、子どもは親の行動の意図に非常に敏感です。

すると、「親は不安になりたくないんだな。

親を不安にさせてはいけないんだな」と無意識で感じ取って、親を不安にさせない行動を取るようになっていきます。

ありのままの自分が感じる欲求を押し殺してまで、親を安心させる行動を取ってしまうようになるんです。

それが続くと、「ありのままの自分」は親を不安にさせてしまう悪い自分として感じるようになってしまい、「ありのままの自分には価値がない」という思い込みにつながっていってしまいます。

つまり、親から愛されすぎて育つことも、親から愛されずに育つのと同様、自己愛性人格障害の原因になってしまうわけです。

子どもの生まれながらの性質

同じ親に育てられて、同じように接された兄弟であっても、自己愛性人格障害っぽくなる場合もあれば、ならない場合もあります。これはどうやって説明できるでしょうか?

一つの回答としては、生まれながらの子どもの性質の差であると考えられています。

体の大きい小さい、強い弱いが遺伝的に決まってくるように、神経系の強い弱い・周りの環境へ敏感鈍感も生まれながらにある程度決まってきます。

神経系が生まれながらに弱く、繊細な子どもほど、自分が愛されていないことを敏感に感じ、人格的な障害を持つ可能性は高くなっていきます。

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自己愛性人格障害の特徴と背景

ここまで読み進めてくださったかたなら、自己愛性人格障害の特徴が育ち方と強い関係があることがおわかりでしょう。

そこで、前述した自己愛性人格障害の特徴の3分類と育ち方の関連を確認していきたいと思います。

「プライドがクソ高い」と育ち方の関連

自己愛性人格障害のひとが「プライドがクソ高い」のは、自分自身に価値を感じられず、まわりに自分を受け入れてくれる人がいなかったことに関係しています。

「人を頼ることができない、相談できない」というのは育つ過程の中で相談できる人がいなかったから。

「自分は特別だ」と思っているのは、そうやって根拠がなくても自分で自分を認めないと自分が保てなかったからです。

知人のカウンセラーで自己愛性人格障害を持っている方がいるのですが、彼は発達障害もあり親から叱られまくって育ったそうで、まったく褒められた思い出がないとのことです。

だから 少年時代の彼は自分のことを自分で「天才だ」と言い聞かせながら必死で自分を保とうしていたといいます。

「外面がいい・評価に敏感」というのも、「世界は危険で自分には価値がない」という思い込みから来ています。「スキを見せてはいけない、自分の価値のなさがバレてはいけない」と常にアンテナを張っているからこそ、外面や評価を過剰に気にします。

「まわりを見下す」というのは、ありのままの自分に価値が感じられないことと直結していますね。少しでも自分に価値を感じたいからこそ、まわりを下げて見ようとするわけです。

「失敗を受け入れられない」と育ち方の関連

自己愛性人格障害のひとが失敗を受けれ入れられないのは、「ありのままの自分に価値を感じれない」ことに原因があります。

「ありのままの自分に価値を感じれない」ということは、逆に言うと「うまくやれている自分」「良い子でいる自分」にしか価値を感じることができないということです。

大前提として、人は自分に価値を感じていたい存在ですから、自己愛性人格障害の人は「うまくやれている自分」を必死で演出しようとします。

「うまくやれている自分」でいる間は「生きている価値」を感じることができるからです。

ところが、ひとたび失敗してしまうと、自己愛性人格障害の人は「自分は生きている価値がない」と無意識で感じてしまいます。

このプロセスが、自己愛性人格障害の人が失敗を受け入れられない原因です。

「うまくいかないことを病気や他人のせいにしてしまう」という特徴は、自分に原因があって失敗をしたと認めてしまうと「生きている価値がない」と認めてしまうことになるから。

「言い逃れができない失敗をすると一気にボロボロに崩れてしまう」のは、自己愛性人格障害にとって失敗が致命的な価値の喪失だから。

「指摘してきた相手を過剰に責めてしまう」のは、自己愛性人格障害の人にとってちょっとした指摘ですら「お前は生きている価値がない」といわれることに等しいからです。

「自分の価値を高めるものが大好き」と育ち方の関連

これはもうわかりやすいですね。「ありのままの自分に価値がない」と感じているからこそ外側の自分の価値を高めてくれそうなものを追い求めるわけです。

「やたらと人に教えたがる」というのは、人に教えるという行為が相手よりも自分のほうが上だと感じられる行為だからです。

また、「資格や肩書が大好き」というのもわかりやすく自分の価値を表現できるものだからですね

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自己愛性人格障害を活かしていく方法

さて、ここまで自己愛性人格障害の特徴をお伝えしてきました。

お知り合いの方をイメージしながら読んでいた方は、「そうそう!」と納得感を得ていただきながら読み進めてくださったかもしれません。

一方でご自身が自己愛性人格障害なのではないか…と感じている方は、少なからずショックがあったかもしれません。

どうしてもネガティブな特徴が多くなってしまうので><

ただ、自己愛性人格障害はネガティブな特徴ばかりではないのです。

というか、どんな特徴でも同じなのですが、状況によっては強みにも弱みにもなり得ます。

そこで最後に、自己愛性人格障害の長所についても触れていきます。

自己愛性人格障害の長所

自己愛性人格障害の特徴である、成功を追い求める傾向は健全な努力がともなうとビジネス的な成功にもつながっていきます。

よく社長さんなんかに自己愛性人格障害の傾向が強い人が多いと言われたりするのですが、それはこの特徴からくるものでしょう。

また、自己愛性人格障害の人は独特なものの見方で世界を見ているため、それを活かして芸術家や作家として成功している人もいます。

「ありのままの自分には価値を感じれない」という傾向から、ボランティアなど人へ奉仕活動に熱心になる人も多くいます。

うまく活かせるか、迷惑な存在になるかの分かれ目は、自分を高めようとする方向性に向かえるかどうかです。

「自分に価値を感じていたい」と感じる方向性が、まわりを蹴落としたり、嘘をついたりといった不健全な方に向かうと迷惑な存在になっていってしまいます。(そしてそちらに向かうほうが遥かに楽です)

もし自分に自己愛性人格障害の傾向があると感じるのであれば、楽な方に流されず自分を高めていく健全な努力の方向に向かっていけると、ゆくゆくは本当の意味で「価値のある存在」になっていくことできると思います。

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まとめ

じつは自己愛性人格障害の傾向は現代において増えているといいます。成果主義・個人主義が台頭し、自己中心的な人格が育ちやすい環境になっているのが原因だそうです。

今回お伝えした自己愛性人格障害の特徴も多かれ少なかれ、あなたにも当てはまるところがあったのではないでしょうか?(私にはあります^^;)

大切なのは、ちゃんと自己理解すること。

自分の傾向を把握して、対策を打つことです。自覚さえできれば、うまく生かして成功につなげていくこともできる人格ですから。

あと、自己愛性人格障害の人はじつは傷つきやすくて、内面ではとても苦しむことが多いです。

とても苦しいのに、まわりを頼ることができない。そんな障害だったりもします。

だからこそ、もしあなたが今回お伝えした特徴で悩んだり、苦しんだりするようなことがあれば、ぜひ自分で抱え込みすぎず相談してみてください。

近い関係の人には相談しにくければ、遠い関係である専門家にご相談するのもアリですよ。