もしあなたが、街で突然外人に英語で道を聞かれたら、どうしますか?
英会話が得意な人なら難なく教えてあげることが出来ますね。
しかし大半の日本国民は(少なくとも今の中高6年間の英語教育のみでは)一瞬固まったり、頭が真っ白になったりということは誰しも経験したことがあるのでは?
そしてその後にふつふつと湧いてくるのは
「あぁ、あの時カッコよく英会話できていたらなぁ…」ですか、
それとも「英語できないと思ってバカにして!日本に来たなら簡単な日本語でいいから話せよ!!」ですか?
当記事ではこういったシチュエーションで日本人としてどう対応していくべきなのか、という提案をします。
決して道案内の英会話フレーズの話ではありませんよ。
英会話の出来る人も出来ない人もこの一瞬の出会いを自信に変えたい方は是非ご覧ください。
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目次
英語で話しかけてくる外人への日本人の感覚
英語で話しかけてくる外人について日本人はどういう感情になるのかを調べてみました。
そういった外人に批判的な意見は・・・
・人の国に来たなら辞書や本片手に、流ちょうである必要はないから、必要最低限の日本語は話す努力はすべきだ!
・ここは日本国内なのになぜ英語を喋れないと残念そうな顔をされなければならないのか?英会話能力の無さをバカにしている?
・英語は万国共通語だから日本人は皆英会話できる、と思うこと自体思い上がりだ!
一方で好意的な意見は・・・
・外人は日本を先進国と思っているから英語くらい通じると思うのは当然かも。
・自分が英語圏以外の海外旅行をした時、そこの国の言葉を知らなかったので、取りあえず万国共通語の英語で色々お願いした。
仕方ないと思う。
大きく2つに分かれてしまいましたね。
英語が話せない日本人を外人はどう見ているか?
日経新聞が訪日外国人100人に「日本に失望したことトップ10」というアンケートを取った結果・・・
・客への対応が機械的過ぎて、愛想を振りまいたり、客とアイコンタクトを取るなどのボディーランゲージもなく、冷たい感じがする。
・食券の買い方が分からず、店員に聞いたが、日本語を早口でまくしたてて終わり、結局その店で食べるのは諦めた。
・牛丼屋で牛丼を食べようと注文したら、生卵がついてきた。
その卵をどうやって食べれば良いのかわからなかったが、店員は何の説明もなく行ってしまった。
いずれも、もし店員が少なくとも流ちょうな英会話が出来ていれば、外人にとって不快に思ったり残念な記憶とはならなかったかもしれませんね。
しかし、果たして外人は、日本人の英語力の無さを不快に思っているのでしょうか?
困っている外人が助けを求めているとき日本人が出来ること
もしあなたが、全く英会話ができない人だったとします。
それどころか、外人を見るとアレルギー反応で回れ右して見ないようにするタイプだったとして…道で外人が苦しんでうずくまっていたら、そして周りには他に誰もいなかったら、あなたは「英語しゃべれな~い」という理由で知らぬ顔ができますか?
「どうしましたか?」「どこか苦しいですか?」と相手の目を見て優しい声で問いかけませんか?
外人が日本人に求めているコミュニケーション能力はまさにそこにあります。
決して流ちょうな英会話を期待しているのではなく、声のトーンで、表情やしぐさで、気持ちの交流を求めているんですね。
「どうぞお召し上がりください!」と言いながらニコッとアイコンタクト。
店員がジェスチャーで実演したり、効果音を出したりしながら食券の買い方生卵の食べ方を教えてあげる。
そこには全く英語はありません。
でもコミュニケーションは立派に成り立っているんですね。
意外と少しくらい日本語を知っているかもしれませんから、「日本語わかりますか?」と外人に逆に突っ込んでみるという手もありますよ!
まとめ
いかがでしたでしょうか。
日本は単一民族ゆえに、外人=言葉が通じない、という存在としてとらえがちです。
これから東京オリンピックに向けてたくさんの外人が日本にやって来ますね。
今まで英語にコンプレックスを持っていた人も「英会話」以前にもっと人と人とが繋がることを好きになってみる、ということを是非お試しくださいね。