会社設立をしてから1年目はとにかく激務です。
そして、売り上げがなかなか上がらない、会社が安定しないということから家族との関係をないがしろにしがち。
しかし経験者から言わせてもらいますと、たとえ会社設立1年目だとしても家族との関係をないがしろにしてはいけません。
後で相当な後悔をすることになりますよ。
筆者もとにかく会社を大きくしなければ、成長させなければ、という気持ちで突き進んできましたが、代わりに家族との関係は最悪になってしまいました。
結局、会社をたたむことになり、サラリーマンに復帰し、家族との関係性は復活。
今思えば家族との関係をしっかりとしていれば、会社をたたむことなく、スタートアップも成功していたのではないかと思っています…。
あなたにはこのような経験を経験して欲しくないのです。
今だからわかる、会社設立1年目でも家族と良好な関係を保てる方法を知ってほしいと思い、この記事を書きました。
早速ですが解説していきましょう。
目次
時間をとらなくなるとすぐに関係悪化
長い間連れ添ってきた家族だから、少し位大丈夫だろうと思っていませんか?
人間とは悲しいもので、一緒にいる時間を少なくしてしまえば、関係性は一気に悪くなってしまいます。
1年という期間には関係性がズタぼろになるのに十分な期間であり、放っておくと家族崩壊ということになりかねません。
愛情の水はすぐ枯れる
愛情という水を注ぎ続けなければ、人間関係はうまくやっていけないと言われていますが、本当にその通り。
自分が会社に夢中で、愛情の水を注ぐのを忘れてしまったら、どうなるでしょうか。
私自身、離婚寸前まで追い込まれました。
離婚するのか、会社を取るのかというところをせめぎ合いした結果、家族を取り、会社を倒産したというわけです。
休日だけではダメ
もちろん会社を作る前から、家族をないがしろにするつもりは一切ありませんでした。
だからこそ、何とか休日だけでもと思っていたのです。
しかし休日だけと考えていると、平日帰ってくるのはものすごく遅くなり、子供と会う暇もありません。
休日だけ子供と会うとなったとしても、自分の体もボロボロになっているので、なかなか子供や妻の話を聞いてあげれず…。
休日にすべてをカバーリングするのは難しいのです、かなり。
居るだけでもよい
遊んであげなければだめ、何かをしてあげなければだめ、と思われがちですが、、愛情の水を注ぐためには居るだけでもいいのです。
お父さんがいるという事だけで、どれだけ家族が安心するのか考えてみてください。
平日帰ってきてお父さんに1ミリも会えずに寝て、学校に行くというのはどうでしょうか。
妻もしかりです。
子供の話などをしたいと思っているのかかわらず、お父さんがいないというのは相当なダメージになります。
家族から逃げてはダメ
会社1年目の企業者に多いのですが,家族との関係をもう完全にすっぽかして逃げてしまうことが多いです。
しかしそれは後々から絶対に後悔します。
そもそも家族との関係をないがしろにしてもいいと覚悟してるのであれば別ですが、家族も大事。会社も大事と思っている人は絶対に後悔しますよ。
ですので、今は会社が忙しいからなんて言い訳をせずに、しっかりと家族と向き合ってください。
どうすれば時間がとれる?
では一体どうすれば時間が取れるのでしょうか。
おそらく自分でも気づいているはずです。ちゃんと工夫したら、時間を作れるということを。
自分以外ができる仕事はめちゃくちゃありますし、そんなにがんばらなくても明日してもいいという仕事は山ほどあります。
頑張っているという状況に浸りたいが為に、忙しい自分を演出しているのです。
もうそんな振りなんてやめて、18時に帰れるのであれば、きっぱりと18時に帰ってしまいましょうよ。
自分のメンタルも良好に保とう
家族とうまく付き合っていく上で、自分のメンタルをどう保つかというのも重要です。
最後にその点について紹介しておきましょう。
調子が悪いとすぐにイライラする
どれだけ時間を作っても、自分のメンタルの調子がよろしくなければ、家族にイライラをぶつけてしまいます。
イライラをぶつけるのであれば、家族と一緒にいても意味はありません。家族もあなたと一緒にいたいとは思わないでしょう。
だからこそ、家族と一緒にいると覚悟するのであれば、イライラしないように自分のメンタルの調子を整えておくことが必要になります。
メンタルを良好に保つには?
メンタルを良好に保つためには、焦りや不安を生まないことが重要になります。
つまりは事業がうまく軌道にのせる必要があるのですが、なかなか難しいでしょう。
そこで個人的にオススメなのは、「だめでもともと」というスタンスでいることです。
- 不安や焦りはあって当然
- うまくいかなくて当たり前
こう思っていればいいのです。
何故かというと、自分はもっとうまくできるはずだという気持ちと現実とのギャップが、焦りや不安を生むから。
現実は難しいもの。壁は高くて当たり前。という考えであれば、現実と自分の気持ちとのギャップが生まれずに不安や焦りがでません。
自分は挑戦者なんだという気持ちでいれば、そこまでイライラする事はないでしょう。
家族を犠牲にする成功は誰でもできる
最後に1つ。経営者として会社をうまく成長させるのは確かに面白いでしょう。そして、大切なことかもしれません。
ただ、個人的な意見ですが、家族を犠牲にする成功は誰でもできるのではないでしょうか。
自分のためだけに時間を使っているわけですから、無尽蔵に時間があります。そんなヌルゲー状態でクリアして何が楽しいのでしょうか。
家族を犠牲にせず、みんなが笑顔の状態で会社経営を成功させるのが、本当の成功者。このゲームの勝利者です。
あなたはほんとにそんなヌルゲー状態でクリアしてもいいのでしょうか。もう一度よく考えてみてください。
以上「離婚を回避せよ!会社設立1年目でも家族と良好な関係を保つ方法」でした。