挨拶は人間関係を築くうえで「重要」ですよね。
しかし、しっかりできていると自信がある人は少ないのではないでしょうか。
明るい挨拶をすることは、職場の人や取引先の人と気持ちよく働くためのビジネスマナーです。
相手を不愉快な気持ちにさせない挨拶とはどうすればよいのでしょうか?
そこで、ここでは、ビジネスマナーの挨拶について詳しくみていきたいと思います。
目次
ビジネスマナー!挨拶の基本
はじめに、ビジネスマナーの挨拶の基本について見ていきます。
ビジネスマナーの挨拶を正しく理解して、相手の心をつかむ挨拶ができるようになりましょう。
自分から挨拶をする
ビジネスの場に限りませんが、挨拶はできるだけ自分から先にするよう意識しましょう。
挨拶には「会えてうれしいです」「今日もよろしく」という意味合いが込められています。
相手の挨拶を受けてから返すのではなく、自分から積極的に挨拶をすることが大事です。
語先後礼(ごせんごれい)
まず相手の目をみて明るく「おはようございます」といい、そしてお辞儀をする。
そのことを「語先後礼」といい、一般的なマナーとしても浸透しています。
話しながら、○○しながら挨拶をするのは失礼ですよね。
言葉を発して、お辞儀をすることを意識して丁寧な挨拶を心がけましょう。
明るく気持ちの良い挨拶には、相手との信頼関係を築きやすくするメリットがあると思います。
挨拶はどんな場合も省略せず、はっきりと聞こえる声の大きさで伝えることも重要です。
聞こえなければ、していないのと同じですよね。
ここまで、ビジネスマナーの挨拶の基本についてみてきました。
次は、お辞儀の使い分けについて紹介していきます。
ビジネスマナー!お辞儀を使い分ける
ここからは、ビジネスマナーのお辞儀の使い分けについて紹介していきます。
挨拶とお辞儀はセットで行うのがマナーです。
お辞儀には3種類あるのですが、共通しているお辞儀の仕方は
- 両脚はそろえる
- 背筋を伸ばしながらまっすぐ、腰から上体を倒す
- 男性は両手をズボンの両縫い目サイドへ、女性は両手を前で揃える
以上を覚えたうえで3種類のお辞儀の違いについて見ていきましょう。
会釈
3種類の中で最も軽いお辞儀が会釈です。
例えば、社内ですれ違う時や、遠くにいる相手と目が合った時などに使います。
会釈をするときのポイントは
- 腰から上体を15度程度曲げ倒す
- 目線は自分の足元から約1・5m先を意識する
首だけを曲げてしまうと会釈とはいえず、失礼な印象を与えるので注意が必要です。
中礼
普通礼や敬礼ともいわれ、ビジネスシーンでは頻繁に使うお辞儀です。
例えば、目上の人に挨拶をするときや、取引先との挨拶などに使います。
中礼をするときのポイントは
- 腰から上体を30度程度倒す
- 目線は足元の先に落とす
会釈に比べて深いお辞儀になる為、1日に何度も同じ相手に使うのは避けましょう。
最敬礼
丁寧礼と呼ばれることもあり、一番丁寧なお辞儀です。
例えば、相手への謝罪や感謝を伝えるとき、何かをお願いする時や冠婚葬祭にも使います。
最敬礼をするときのポイントは
- 腰から上体を45度ほど倒す
- 目線は足元の先に落とす
- 一呼吸おいてゆっくりと上体を起こす
最敬礼を使うときはシビアな場面が多いため、お辞儀の仕方だけでなく、表情にも気をつけましょう。
多用しすぎると、「簡単に頭を下げる人」という認識を持たれてしまい、信頼が減少することも考えられるので注意が必要です。
ここまで、ビジネスマナーのお辞儀の使い分けについてみてきました。
最後に、好印象を与える挨拶とはどんなものか考えていきます。
好印象を与える挨拶とは?
好印象を与える挨拶とは、明るく元気な声で、ビジネスマナーを守った挨拶をすることではないでしょうか。
挨拶の基本や、お辞儀の仕方を押さえたうえで、好印象を与えられる挨拶のコツをもう少し紹介します。
「〇〇さん、おはようございます」のように、相手の名前を呼ぶことで、印象が良くなります。
名前を呼ばれることで親近感を覚えてもらう効果があります。
基本的なお辞儀は、先ほど紹介した3種類ですが、目礼というお辞儀もあります。
目を合わせ、状況に応じて軽く頭を下げる、目線を用いた挨拶です。
たまたま目が合った時などに使えますよね。
使用する際に注意することは
- すぐに目を逸らさない
- 笑顔を向ける
適度に使うと印象アップにつながるでしょう。
昨日、遅くまで残業をしていた人に「昨日は遅くまでお疲れ様でした」と添えれば、相手への感謝や労いの気持ちを伝えられますよね。
挨拶に相手を気遣う一言を、添えることができれば、かなりの好印象を与えることができるでしょう。
「第一印象は3秒で決まる」と言われています。
ビジネスマナーを守った挨拶をすることで、好印象をもってもらえれば、良好な人間関係を築いていけるのではないでしょうか。