特にビジネスシーンで、日本人は席順や立ち位置を気にしますよね。
食事の席や会議の場だけでなく、エレベーター内にもある「上座・下座」のビジネスマナーは、実は、エスカレータ―にも存在します。
そこで、ここでは、エスカレーターでのビジネスマナーについて、ご紹介したいと思います。
目次
エスカレータ―のビジネスマナー!2人で乗る場合
エスカレータ―にまつわるビジネスマナーのうち、2人でのる場合の立ち位置について見ていきましょう。
上りエスカレーターでも下りエスカレータ―でも、覚えておきたいのは「目線」です。
高い方が上座、低い方が下座となります。
上司やお客様を「自分が見下ろすことのないように」できれば、エスカレータ―のビジネスマナーは完璧も同然です。
2人で上りエスカレータに乗る場合
先に上司やお客様をエスカレーターに乗せ、後から自分が乗ります。
こうすれば、自分は相手を見下ろすことはないですよね。
2人で下りエスカレーターに乗る場合
2人で下りエスカレーターに乗る場合は、先に自分が乗ります。
ただし、この場合、少し早めに歩いて先にエスカレーターに乗る必要がありますよね。
また、自分が下座に立つのには目線以外にも、理由があります。
何かあったとき、支えられるようにするためです。
そのため、余談ですが、男女のカップルでエスカレータ―に乗るときは男性が下座に立つのがマナーとされています。
以上、エスカレータ―にまつわるビジネスマナーのうち、2人でのる場合の立ち位置について見てきました。
次に、エスカレータ―にまつわるビジネスマナーのうち、3人でのる場合の立ち位置についてはどうでしょうか。
エスカレータ―のビジネスマナー!3人で乗る場合
エスカレータ―にまつわるビジネスマナーのうち、3人でのる場合の立ち位置について見ていきましょう。
3人で乗る場合でも、覚えておきたいのは「目線」です。
ただし、3人の場合は、真ん中が最上座、いちばん低い位置が下座となります。
ですから、お客様を上司との間に挟んで乗るのが良いでしょう。
3人で上りエスカレータに乗る場合
一番先頭に上司、続いてお客様をエスカレーターに乗せ、後から自分が乗ります。
どんなときでも一番低い位置が下座です。
3人で下りエスカレーターに乗る場合
3人で下りエスカレーターに乗る場合は、先に自分が乗ります。
ただし、この場合、少し早めに歩いて先にエスカレーターに乗る必要がありますよね。
次に、お客様に乗っていただき、最後に上司と挟みます。
3人で乗るとき間に挟むのは、何かあったとき、上下からお客様を守るイメージですね。
以上、エスカレータ―にまつわるビジネスマナーのうち、3人でのる場合の立ち位置について見てきました。
最後に、エスカレーターのマナーとして定着している片側を開ける乗り方について見ておきましょう。
エスカレータ―のマナー??片側は空けるべき?
エスカレーターのマナーとして定着している片側を開ける乗り方について見ておきましょう。
エスカレータ―の片側は空けておくのが「マナー・当然」みたいな風潮になっていますよね。
急いでいる人が立ち止まっている人を追い越せるよう、片側を空けています。
実際こんなツイートを見つけました。
エスカレータ左右に寄らずに真ん中で立ち止まるやつ何なんマジで
— ちゃんしー (@C3bird) April 28, 2021
けれども、実は、エスカレータ―を歩くことは禁止されています。
エスカレータ―に乗っていても、「立ち止まってください」というアナウンスが流れていると思います。
急いでいるからといってエスカレーターは歩かず、立ち止まって利用しましょう。