あなたの周りに、「はいはい」とか「はいはいはい」と複数回「はい」を重ねて返事をする人はいませんか?
または、あなたは無意識でも「はいはい」と繰り返しているよと注意されたことがありますか?
結論を申し上げると、「はいはい」という返事の仕方はビジネスマナー違反です。
そこで、ここでは、ビジネスマナー違反にもかかわらず「はいはい」と返事をする人の心理や「はいはい」と返事された人はどう感じるのかについて見ていきたいと思います。
目次
ビジネスマナー違反!「はいはい」と返事する人の心理とは?
「はいはい」という返事はビジネスマナー違反です。
子どもの頃、「『はい』は1回」と注意されたことはありますか?
私自身この「はい」についてはよく注意されたのを覚えています。
そうです、「はいはい」はビジネスマナーどころか、子どもの頃に言わないよう身につけておきたいマナーなんです。
けれども、実際「はいはい」と返事する人っていますよね。「はいはいはいはい」という4連呼の強者まで。
「はいはい」と返事してしまう人の心理は、多くの場合、無意識・無自覚・口癖であると言います。
子どもの頃に注意されなかった。子どもの頃に口癖として定着してしまった。
子どもの頃に注意されなかったり口癖になってしまうと、大人になってから不愉快だと言われてもよくわからなかったり、正すのが大変だったりしますね。
けれども、「はいはい」という返事は明らかにビジネスマナー違反です。
それでは、「はいはい」と返事された人はどう思うのか、今度は受け手側に立って見ていきましょう。
「はいはい」と返事されたらどう思う?
「はいはい」と返事された人は「ビジネスマナーがなってないな」と感じるほか、多くの場合「不愉快」に感じるようです。
はいはいはいはい、と言うのはあなたは真剣であっても、バカにされていると感じるのが多数派です。(yahoo知恵袋より)
一般的に「はいはいはいはい」というような相槌って、
話がめんどくさい時や怒ってるとき、相手をバカにしているときに多く使われますからね。そりゃ不愉快ですよ。(yahoo知恵袋より)
会社に、「はい」という返事を「はいはいはい」と3,4回言う人がいます。聞いているだけで不快です。相手のことは見下しているように思えてしまいます。(yahoo知恵袋より)
そうですね、早々に話を切り上げたい気持ちが伝わり、不快です。
そういう人に限って話を理解できていなかったりしますし。(yahoo知恵袋より)
「はいはい」と返事された人の多くが、
- 不愉快だ
- バカにされている
- 見下している
- 話を聞いていない
こんなふうに受け取っていることがわかりました。
このように、「はいはい」と返事された人は「ビジネスマナーがなってないな」と感じるほか、多くの場合「不愉快」に感じるようです。
最後に、「はいはい」と「二つ返事」について確認しておきましょう。
「はいはい」と「二つ返事」について確認しましょう!
「はいはい」と「二つ返事」について確認しておきます。
「二つ返事で引き受ける」という使い方をする「二つ返事」ですが、どういう意味なのでしょうか。
コトバンクには以下の記載がありました。
1 「はい」を二つ重ねて返事をすること。
2 気持ちよく、すぐに承諾すること。「二つ返事で引き受ける」(デジタル大辞泉より)
本来、「二つ返事」には二つの意味があるようです。
ただし、実際の使い方やビジネスマナーでは、「はいはい」は不愉快な返答で「二つ返事」は快諾を意味するようになりました。
おそらく、「はいはい」は言い方によって印象が変わると思います。
例えば、私たちが想像する「はいはい」は、2回目の「はい」で音程も下がり気が抜けていくんですね。
「わかったよ、わかったよ。」「ヤレヤレ…..」に近いのではないでしょうか。
「分かったから、それ以上言うなよ。」と解されてしまうわけです。
ところが、「はいはぁ~いっ!」このように明るく2回目の「はい」で音程を上げるとどうでしょうか。
印象が違いませんか。
これは「はい、喜んで~!」という快諾のニュアンスになりますね。
ただ、ビジネスシーンや日常でこのような返事の仕方をするのは稀ですよね。
したがって、「はいはい」は、前者のような言い方をする「はいはい」のイメージが強く残ったためにビジネスマナー違反で、「二つ返事」は快諾という意味で用いられているのでしょう。