同僚や上司とのコミュニケーションで、はたまた取引先やお客様との会話の中で、自然に笑顔の出る人って素敵ですよね。
ビジネスマナーとしての笑顔がもたらす効果とは何でしょうか。
笑顔が大切だとは分かっていても、緊張してしまってなかなか自然に笑えないという人もいるでしょう。
そこで、ここでは、ビジネスマナーで笑顔がもたらす効果や表情が大切な理由を、笑顔の作り方とともにご紹介したいと思います。
目次
ビジネスマナーにおいて笑顔がもたらす効果とは?
ビジネスマナーにおいて笑顔がもたらす効果はいくつかあると言われています。
- 相手との信頼関係の構築
- 周囲の雰囲気への影響
- 自分自身の健康やメンタルへの影響
順番に見ていきましょう。
相手との信頼関係の構築
ビジネスマナーにおける笑顔のいちばんの影響は、相手との信頼の構築です。
笑顔が敵意がないことを示すのに有効で、それにより相手からも信頼されることになります。
ビジネスだけでなく、人間にとって「信頼関係があること」は社会で生きていくうえで欠かせないですよね。
周囲の雰囲気への影響
笑顔伝播性があると言われています。
つまり、笑顔の人の周りは自然と笑顔になるというわけです。
それだけでなく、その集団は客観的にもとても雰囲気が良さそうに見えますよね。
そうすると、また別の人物・集団へと笑顔が伝播していくわけです。
自分自身の健康やメンタルへの影響
笑うことは相手や周囲だけに影響を与えるわけではありません。
笑っている本人にも良い影響があるということが分かっています。
例えば、笑うことでストレスを軽減したり、集中力を高めるとも言われています。
他にも免疫機能をはじめとしたさまざまな健康面にもメリットがあるという研究結果も出ているそうです。
以上、ビジネスマナーにおいて笑顔がもたらす効果をいくつかご紹介しました。
続いて、表情が大切な理由についてお伝えしようと思います。
表情が大切な理由とは?
表情はなぜ大切なのでしょうか、理由を見ていきましょう。
- 本音が伝わりやすい
- 性格が表れる
順番に見ていきましょう。
本音が伝わりやすい
人と人とのコミュニケーションのうち、9割以上は非言語手段によって成り立っているとするデータがあります。
つまり、言葉で伝わるのは1割も満たないわけです。
ほとんど声色や表情によってコミュニケーションが成り立っているのですね。
そうであれば、表情から本音が伝わってしまうことは容易に想像ができるでしょう。
性格が表れる
無意識の表情には性格が表れると言います。
いつもブスッとしている人、いつもにこやかな人、性格出てるな~と思いますよね。
さらに「目は口ほどにものを言う」という言葉通り、口元は笑っていても目元が笑っていない人って、いますよね。
以上、表情はなぜ大切なのか、理由を見てきました。
それでは最後に、ビジネスマナーの笑顔の作り方をご紹介しましょう。
ビジネスマナーの笑顔の作り方をご紹介!
最後に、ビジネスマナーの笑顔の作り方を見ていきましょう。
- 作り笑顔に注意
- 口元ではなく目元で
順番に見ていきましょう。
作り笑顔に注意
「作り方」と言っておいてなんですが、作り笑顔にならないようにしましょう。
作り方というのは、笑顔を作りましょうという意味ではありません。
豊かな笑顔・表情が自然に出せるように、顔の表情筋を鍛えましょうという意味なんです。
また、顔の表情筋を鍛えることはほうれい線や目の周りのシワの改善されやすくなるというメリットがあります。
あいうえおトレーニング
ここでは、表情筋全体をバランスよく動かす基本のトレーニングをご紹介します。
- 「あ」の形で、口を大きく開ける
- 「い」の形で、口角を横に引く
- 「う」の形で、口をすぼめて唇を突き出す
- 「え」の形で、口角と眉を上げる
- 「お」の形で、口を開け鼻の下を伸ばす
入浴中やトイレなど、隙間時間にできる簡単なトレーニングです。
それぞれの口の形で1秒間キープして10回を1セット、1日3セットを目標に取り組んでみましょう。
口元ではなく目元で
ビジネスマナーとして素敵な笑顔は、口元が笑う笑顔ではなく目元が笑う笑顔です。
ですから、「笑う」というよりは「ほほ笑む」という方が適切かもしれません。
よく、「口角を上げましょう。」といいますが、それだけでは微笑むことはできません。
目をすこし細め、目尻を下げるのがポイントです。
小さな赤ちゃんを想像してみてください。自然とほほ笑むことができるはずです。