社会人として遅刻はNGです。
けれども、やむを得ない事情もありますし、人間ですから寝坊だってあり得るでしょう。
大切なことは、遅刻をしそうになったとき、または、してしまったときどう対応するのか、です。
そこで、ここでは、遅刻のビジネスマナーについて、連絡手段や伝える内容を整理しておきたいと思います。
目次
遅刻の際の連絡手段についてのビジネスマナーは?
遅刻の際の連絡手段についてのビジネスマナーを見ていきましょう。
インターネットの発達したこのご時世、考え得る連絡手段はいくつかありますよね。
- 電話
- メール
- SNS
- ビジネスチャット
順に見ていきましょう。
電話
遅刻の連絡手段として最も一般的なのは、やはり電話でしょう。
遅刻連絡を電話以外ですることはビジネスマナーに反すると考える会社やビジネスパーソンもまだまだ存在します。
ただ、電話にもデメリットはあります。
遅刻の連絡手段としては電話を第一に考え、電話での連絡が望ましくない場合には他の手段も検討するようにしましょう。
メール
電話と違って、メールはデータを添付したり資料等を送信できるので、仕事の引継ぎもできますよね。
ただ、メール送信の際にも件名や書き出しにビジネスマナーがあるので、若干スピーディさには欠けるかもしれません。
しかし、電話をかけることがはばかられる電車内などでは、メールで遅刻の連絡ができるのは大変便利ですよね。
SNS
SNSには既読機能がついていますし、あいさつ文も不要で手軽に送れるのが魅力的です。
ただ、ビジネスツールとして会社がSNSを導入している必要があるので、遅刻連絡の手段としては少しハードルが高いです。
ビジネスチャット
ビジネスツールとしてビジネスチャットを導入している会社は増加の傾向にあるようです。
会社によっては、ビジネスチャットによる遅刻の連絡も可能なところもあるでしょう。
ただ、勤怠管理については会社の方針があるので、事前にどのように対応すべきなのかを確認しておくのが大切ですね。
以上、遅刻の際の連絡手段についてのビジネスマナーを見てきました。
次に、遅刻の際に伝える内容についてのビジネスマナーは何でしょうか。
遅刻の際に伝える内容についてのビジネスマナーは?
遅刻の際に伝える内容についてのビジネスマナーは何でしょう。
- 遅刻する時間
- 遅刻の理由
- 現在地
- 引継ぎの有無
順に見ていきましょう。
遅刻する時間
まずは、どのくらい遅れるのか、遅刻する時間を伝えます。
仕事は一人で行うものではなく、みんなで行っているものです。
たとえ15分の遅刻でも、周りに影響を与えることがありますから、どのくらい遅れるのか伝えましょう。
遅刻の理由
併せて伝えないといけないのは、なぜ遅れるのか、です。
もちろん寝坊など言いづらい理由が生じることもありますよね。
それでも嘘をつくのではなく、正直に伝えてください。
公共交通機関の遅延の場合は、証明書を忘れずに発行しておきましょう。
現在地
現在地が分かれば、どれくらいで到着するかの目安にもなりますし、場合によってはそのまま行き先を変更ということもあり得ますよね。
引継ぎの有無
遅刻する時間や現在地次第では、他の誰かに引継ぎを行う必要があるかもしれません。
上司と相談し、臨機応変に対応できるようにしましょう。
以上、遅刻の際に伝える内容についてのビジネスマナーを見てきました。
最後に、遅刻の際に押さえておきたいビジネスマナーのポイントをご紹介します。
遅刻の際に押さえておきたいビジネスマナーのポイントは?
遅刻の際に押さえておきたいビジネスマナーのポイントは何でしょう。
- 分かった時点で報告
- 連絡手段や連絡先の確認
- 出社したら謝罪
順に見ていきましょう。
分かった時点で報告
遅刻が分かった時点で、すぐに会社・上司へ連絡を入れるのがビジネスマナーです。
先ほども紹介したように基本的には、電話で直接上司への報告が一般的でしょう。
上司が不在など、やむを得ない場合、第一報をメールで送信しておき、その後改めて電話で報告するようにしましょう。
連絡手段や連絡先の確認
遅刻の報告の後、状況によっては電話での対応が難しくなる場合もあるでしょう。
そんな時は、電話での対応が難しくなる旨伝えた上で、今後の連絡を何で取るのか、どこへ繋ぐのか、確認をしておきましょう。
出社したら謝罪
遅刻をして出社したらまずは、上司に謝罪です。
たとえ公共交通機関の遅延や天候など、自分の責任でない遅刻理由の場合であっても、です。
そして、業務によっては周囲への影響も出ていますから、同僚や仲間にもお詫びします。
その後は、遅刻による引継ぎや進行を確認して、指示を仰ぐようにしましょう。