家賃滞納によって大家さんに訴えられ、裁判で負けて強制執行(強制退去)を受けました。
今回は強制執行を受けた後、どうなったかのお話です。
大家さん=大手不動産管理業者は、どういう行動をとったかに注力してご紹介。
目次
戦いは終わっていなかった
大家さんと大手不動産管理業者の連名による裁判に負けて、強制退去を受けました。
そして、宿なし状態に。その時の話は以下の記事を御覧ください。
その後、親族が荷物置きに使っていたボロボロの部屋に住まわせてもらうことにしたのです。
一通り掃除したあと、軽トラを借りて没収されていた荷物を救うことに見事成功しました。
住民票も変更し、これでやっと落ち着いて生活できると思ったのも束の間。
ポストに大手不動産管理業者から手紙が。戦慄しました。
本人以外でもとれる住民票
手紙の中身は「滞納分の家賃を払え」と書かれていました。
そんなことより気になるのは、「なんでこの住所がわかったのか」という点。
誰にも教えたつもりはありません。
新しい住所を教えた心当たりがあるとしたら、住民票を変えた時ぐらい。
でも住民票って、個人情報の最たる例ですから第三者がとれるはずない・・
と思っていましたが、どうやら違うようです。
緊急性のある理由ならば、本人でなくても住民票がとれる、とのこと。
役所の人にそれを聞いた時は、びっくりしましたよ。これ、悪用されませんかね。
私の本当のパワーをお見せしましょう
住所を知られた後「〇日までに全額払ってね」いう手紙が矢のように降り注ぎます。
手紙だけでなく、電話も容赦なくかかってくるようになりました。
払えるんだったら払いますが、手元にはそんなお金はありません。
もう自暴自棄になって。徹底的に無視するようにしたんですね。
これが悪かったのか、ついには家に来るようになったんです。
裁判前より、取り立て厳しくなってません?
今、あなたの家の前にいるの・・
家に来てもチャイムは押さずに、玄関ドアに取り立ての手紙を挟んでいくだけなんです。
週一で紙を挟んでいくだけの日々が二ヶ月続きました。
しかしそれでも払ってこないことにしびれを切らしたのかついにチャイムをプッシュ。
出ると、「今すぐ家賃払ってください」とのこと。ヤミ金か・・。
CMをガンガンやっている”あの不動産管理業者”がここまでやってくるとは驚きです。
「払えません」「払ってください」を玄関先で言い合うこと10分ほど。
ついに向こうから「月1万円ずつ払ってください」と譲歩の提案が。
あとがき
結局1万円を払うことになり、払い始めてからは取り立てもピタリとやみました。
住所さえバレなければ・・と当時はなんだか負けた気がしていました。
しかし、そもそも払わなきゃいけなかったものですからね。
一括ではなく、月1万円になっただけでもラッキーなのかもしれません。
ちなみに強制退去の裁判の時に、実は「家賃も全額払え」という判決も付随していました。
しかし、強制執行はせずに、このような取り立てを行ってきました。
お金回収系の強制執行は、相手が一文無し確定場合、なかなかしてこないようです。