人一倍働き者であるがゆえに、疲れを感じているかもしれません。
今、あなたはまるで自分だけが、人生の重荷を背負って生きているように感じているかもしれません。
「疲れました。」というと、なんだか怠け者の言い訳のように聞こえるかもしれませんが、あなたは、むしろがむしゃらに頑張ってきた人なのでしょう。
時に、正義感が強かったり、人の分まで頑張ってしまう人は、「ねばならない」という、義務感のようなものを感じて生きてしまう場合があります。
そのため、とりあえず進めていけばいいことであっても、忠実過ぎて、自分を縛り付けているような気になってしまうことがあります。また、道徳心が強く働き、他の人ならスルーしてしまうことでも
見過ごせずに、つい関わってしまうことも多いのではないでしょうか。
そんな「人生に疲れた人」にぜひ試してほしいことを紹介していきます。
目次
人生に疲れた時は自分の生き方を調整する時
あなたは疲れを自覚しつつも、くじけてはならないとばかりに、今日も自分の体に鞭打ち、重い足を引きずって仕事に出かけているかもしれません。
あなたに必要なのは、まぎれもなく休息であり、それを無視して頑張ってしまうと、いよいよ外に出ることも、明るい陽射しを浴びることもやめてしまい、沈んだ気持ちに追い打ちをかけることになります。
世間体が許しませんか。けれど、今のあなたの課題が、自分を労わる術を学ぶことだとしたら、どうでしょう。
また、同じように人生に疲れた人が目の前にいたら、あなたは更に頑張れとは言わないはずです。自分だから、粗末に扱えるのでしょうか。
あなた自身を知っているのは、他の誰でもなく、あなた自身です。あなたが声を上げなければ、他のだれが気遣ってくれるでしょう。
人への強いいたわりの気持ちがある、あなた自身の奥底の泉が枯れてしまわないうちに、心の声を聞いてあげてください。
そして、自分のエネルギーを高めるためには何が必要なのか、まずはその欲求をかなえてあげることが大切です。
あなたに必要なのは、ゆったりと身を沈められる温泉かもしれないし、平日の空いた電車に揺られ、旅することかもしれません。
または、森に入って美味しい空気を吸いながら散策することかもしれません。それが何であっても、あなたを癒すことができるなら、反感をおそれずに行動を起こすことが大切なのです。
そうすれば、その後で心に湧き出る水を、いくらでも人に分け与えることができるはずです。
誰かの怒りをかいますか。その怒りは、あなたにとって、どの程度のものでしょう。あなたの休息した後の満たされたエネルギーと、どちらに軍配があがるでしょうか。
あなたにとっては、ある意味、これからの人生を、更に充実して生きるための「調整」の時期といえるかもしれません。
潔く立ち去るのも一択
あなたはまだ若いかもしれません。もしかしたら、50歳くらいかもしれません。この年齢というのも、「弱音を吐けない」一つの理由になることがあります。
その年齢相応の社内環境や、家庭環境における「責任」が、あなたの心にプレッシャーを与えていたり、救いを求めたい気持ちにブレーキをかけることもあるからです。
ただ、どんなに疲れている時でも、そこに何かやりがいがあると感じる時、人の心は満たされるものです。幼子を抱える女性が昼夜を問わず頑張れるのも、帰宅すれば、天使のように可愛い笑顔がでむかえてくれるからに違いありません。それは、パワーを補うに十分なものとなるでしょう。
今のあなたには、そうしたものがないか、自分だけが損を被っている、と感じさせるような出来事があったのかもしれません。もし、そうであるなら、あなた自身を「犠牲者」に仕立てないことです。
あなたが犠牲になって得られる肯定的なものとは、なんでしょうか。
否定的な気分からは、あなたのエネルギーを補う強いものは生まれません。
また、あなたが今いる場所でどんなに頑張っても、報われる可能性は低いといえます。自分が犠牲になっているように感じているのなら、そうではない場所に移動することが必要です。
対処は早めにしよう
どうあれ頑張るあなたは、自分の心の声を無視して、何かを必死で守ろうとし続けるかもしれません。ですが、究極あなたの命より大事なものはないのです。
あなたは、「もう〇歳だから」とか、「今更」とか、年齢を言い訳にして、残りの年数を無事に生きることだけを考えるかもしれません。
ですが、今から10年後「あと10歳若ければできたのに」と後悔しない、と言い切れますか。
60歳であろうと、70歳であろうと、あなたの気持ちが「何か違う」と、動いた時に対処する方がいいのです。
あなたは、人生最後を迎える人が、どんなことを言うと思いますか。
「もっと働いておけばよかった」とか、「頑張って稼げばよかった」など言う人はいないと言われています。
多くの人は、自分が変わるチャンスはいくらでもあったのに、それに挑戦しなかったことを悔いるものなのです。
また、あなた自身がどんなに順風満帆に思える生き方をしていたとしても、何もしなかったとしても、人生で想定外の出来事は、いつだって起こり得えることも、知っておきましょう。
何かを変えてみれば、功を奏す
あなたには、目標があったかもしれません。希望があったかもしれません。
ただ、今の価値観に合わせていきようとするとき、無理が生じることもあるでしょう。そのため、少しだけ、何かを変えて生きる必要があるかもしれません。
誰でも、どんなに頑張ってもダメだと思う時があります。そんな時は、それまでのやり方を変えたり、環境を変えたりといった、「変化」によってしか救われないことがあります。
例えば、こうでなければならない、とあなたがこだわり続けていたものがあったなら、一度その思考を手放すことも想定してみましょう。
また、疲れを感じているあなたにまず必要なのは、がむしゃらに走り続けることではなく、身に起きることを、今のあなたの精一杯のやり方で進めていくことです。
これは、あなたの「抵抗」を少なくするために必要です。この抵抗は、あなたが何かにしがみついていることによって、生じることもあるでしょう。
ですが、人は抵抗する気持ちが働くことで、余分なエネルギーを使います。このエネルギー消費量をできるだけ抑えるためには、何か成果をあげるためにあがいたり、右往左往しないことが大切なのです。
あなたの心を解放できるものは何か
言うまでもなく、人生は、楽しんだもの勝ちです。頭では誰もがわかっていますが、実際にそうできるかというと、気力が落ちている時ほど、その思考が働きません。
だから、あなたの気持ちが沈んでいようと、なんだろうと、「楽しんでやる!」という気持ちを持ち続ける必要があります。
俗な言い方をすれば、もっと「うまく生きる」ことも、この人生の中で学ぶ必要があるかもしれません。
「生き方が下手」というのも、単に習慣になっているだけ、の場合があります。そろそろ真面目なだけの生き方から、卒業してもよいのではないでしょうか。
あなたには、ちょっとしたずる休みさえ、犯罪行為ように感じるかもしれません。そんな人にはむしろ、ちょうどいい息抜きになり、ハートに刺激を与えるでしょう。時にアバンチュールさを手に入れることは、この世知辛い世の中を全うに進むのに役立ちます。
日本には、「パワースポット」と呼ばれている場所があります。そこへ行くのもいいと思いますが、あなたが元気になるような質問もあります。
「あなたは、本当は何をしたいと思っていましたか。」
この質問に答えようとするとき、きっとあなたの顏は一瞬の明るみを帯びるはずです。あなたが本当に望んでいる方向に意識を向けることこそ、パワーの源になるのであり、魂に栄養を与えるはずです。
パワースポットにわざわざ出かけなくても、あなたの顏を輝かせる瞬間をつくってくれるものに、本気で意識を向けることが大切です。
どん底だからこそ見えるものがある
あなたがこれまでしてきたことに、楽しみは見いだせてきたでしょうか。利益が先になるもの、意にそわない仕事、嫌々ながらすることは、得てして気力を低下させることに繋がるものです。
そうはいっても、あなたにとって、利益に繋がらないものに費やす時間は「無駄」に思えるかもしれません。
ですが実際のところ、失意にいる時ほど真に得るものは大きいのです。何故なら、そうした中であっても尚獲得しようとするもの、手にしているものこそが、あなたの本心が望むことだからです。
また、平穏無事な生活の中で、自分の人生を振り返ったり、生き方を見つめなおしたりすることは、まずない、といえます。
むしろ今のようなドンゾコの気分の中にいる時こそが、あなたを本当の意味で救える契機となります。
以上「人生に疲れた時・生きるのに疲れた時に試してほしい5つのこと」でした。