前回の続きです。
虚言癖の生い立ち
中学に入って、私は音楽がやりたいと思い、
合唱部に入ろうとしました。
しかし、その時親に物凄い反対をされました。
運動をやれ、合唱部は認めないという話をされました。
物凄くショックでしたが、野球部に入ることになりました。
もちろん野球の経験はありません。
しかし、なぜかわかりませんが、目立ちたがりなのが原因か、
とても先輩たちに可愛がられました。
そこから、何故か私はめちゃくちゃ野球がうまいという噂が立つようになりました。
そのせいか、同級生から嫉妬をされました。
そして中学校に入ってからは、ともかくいじめられました。
もちろん、自分自身にも引っかかる原因はあるのですが、
クラスメイトに注意をしたり、また目立ちたがりだったのもあったのでしょう。
また、先ほどの嫉妬も原因だったのだと思います。
それからは、もう自分の身を守るしかありませんでした。
学校がつらくても、親には大丈夫と言いましたし、
自分はできるやつだとともかくアピールして、いじめてくる人たちに負けない!という想いでいました。
そうして、本当はできないこともできる!と言うようになりました。
また、周りから優位に見えるように、嘘を作っていきました。
それがもう当たり前、それが日常にどんどんなっていき、
気がつけば自然と嘘をつくようになっていました。
また、先生にも頼れなくなっていきました。
というのも、私は当時、字がとても汚かったのです。
そのため、中学からは直そうと、ノートを取る時間を遅くしてでも、
ゆっくり丁寧に字を書くようにしていきました。
しかし、それが何故かわかりませんが、
先生には「授業に集中をしていない。」と思われたようでした。
それがとてもショックだったのです。
確かに進行についていけてないというのは問題だったとは思いますが、
一生懸命聞いていた自分は本当にショックでした。
それからは、先生も頼れなくなりました。
また頼ったとしても、周りから「告げ口した!」と言われるのも目に見えていました。
そのため、最低限そこからは先生たちに媚を売るわけではないですが、
先生が嫌がるような行為をしないようになっていきました。
気がつけば、良い生徒と言われるようになり、
そうやって周りより優位になろうとしましたし、また先生から間違って否定されることが嫌だったのだと思います。
そして学校自体も中高一貫の学校だったため、
6年間、それが続いていきました。
また反抗期も出てきて、ストレスもともかく溜まっていたのでしょう。
親の期待に答えなきゃという想いも残っていましたが、
「勉強しなさい。」「成績あげなさい。」
それらの言葉で日々怒りを覚え「やってるからほっといてくれよ!!」という日々が続きました。
そして、当時はネット掲示板などが流行り、
私はいじめらて有名になっていたのか、その掲示板にあらぬことをどんどん書かれていくようになりました。
私はどんどん本心を言えなくなりました。
もちろん、それに負けずに闘う生き方もあったのでしょうが、
私はともかく心が辛くても、嘘でも、自分の本心と反していても、
学校に行き、毎日過ごしていました。
そうしないとやっていけなかったのでしょう。
そしてそんな自分を悲劇の主人公のようにも思っていました。
そんな時、中2になってようやく野球部をやめ、合唱部に入れるようになりました。
私は女声が出せたので、男でしたが女声に回ることになりました。
ただ、そこでも自分はどうしていけばわかりませんでした。
本当の話をしてもいいのかわからないし、
女の子ばかりで緊張もあり、自分を出せなかったのもあるのかもしれません。
結局そこでも、周りに素を打ち明けることはできませんでした。
ただ、そこでとある出来事が・・・。
次回に続きますが、ここまでで原因をまとめると、
・周りよりも優れていると思われたかった
・他人のことばかり意識をして、自分の変えようという意識が減っていった
・自分のことを否定されるのを恐れるようになっていった。
そういった心理が原因になったのだと思います。