前回の続きです。
虚言癖の生い立ちと原因
前回までは中学生の時のお話をしました。
それから、私は高校に進学しましたが、
学校は変わらないまま、同じような日々が毎日続いていました。
ただ、ひたすらパソコンに向かっていたので、
成績もどんどん落ちていき、落ちこぼれという扱いにまでなっていったのです。
しかし、そんな時、
私は人生で初めての彼女が出来ました。
その彼女は、オンラインゲームをきっかけに付き合うことになった彼女でした。
そして、とても遠い遠距離恋愛でした。
その時の私は、恋人が出来たことを周りに自慢していました。
男ばかりの学校でしたので、周りより1つ優位に立ちたいという気持ちもありましたし、
目立ちたいという想いがあったからだと思います。後は純粋に初めての彼女が出来て舞い上がっていたのもありますね(笑)
ただ、ネットで知り合った彼女ということは、
彼女にも、その当時仲良かった友人たちにも言うことが出来ませんでした。
何故なら、当時は否定的な意見も多く、
それによって、自分自身が悪く思われることを避けたかったのです。
結果、その彼女と別れるまでの1年間、
ずっと、周りも友人にも嘘をついてきました。
また、私は彼女自身に非常に甘えてしまいました。
もちろん、本当の話もしていましたが、嘘の話も多くしていました。
何故なら、失うことが怖かったからです。
その人を失ったら、自分の本心を出せるところがなくなってしまうだとか、
周りから何を言われるかわからないという、相手からしたらとても失礼な考えを持っていました。
そのため、嫌われるような行動は避けていましたし、
ちょっとでも好かれるような、嘘の態度を取り続けていました。
また、そんな自分では彼女に愛されないとも思ったのです。
素の自分では、彼女から相手にされなくなってしまうと思っていたのです。
そのため、なかなか彼女にも本心を伝えることが出来ませんでした。
ただ好きな気持は嘘ではなく、とても大切にしたいという想いはもちろんあったのですが、
しかし、やはり別れは来るもので、結果としてフラレてしまいました。
ただ、その時に友人に相談することができなかったのです。
何故なら、ネットで知り合ったという事を伝えていなかったために、
相談するにも矛盾点が出てきてしまうため、出来なかったのです。
しかし真実を言おうにも、友人たちも大切であり、
関係を失うことをとても恐れました。
周りからしたら、自分のことばかり考えている、
とても最低な人間だったと思います。
最終的にはフラれる頃に、友人に真実を話すことを決意し、
真実を伝えていきました。
結果、私は大切な友人を1人失う形にもなりましたし、
彼女も失い、周りからも更に馬鹿にされるようになるという、
最悪の結果を迎えることになりました。
そこからです。
少しずつではありますが、「変わらなきゃいけない。」という想いが生まれていきました。
友人や、当時の彼女には本当に申し訳ない気持ちでいっぱいですが、
そのきっかけをくれたことに、今では本当に感謝をしています。
そして、改善への1歩を進んでいくことになります。
次回へ続きますが、ここまでをまとめると、
虚言癖の心理として、
①大切な人を失いたくないから、大切な人にでも嘘をついてしまう。
②自分の保身のため、嘘をついてしまう。
そういった心理があるのだと思います。
また、大事な話として、
・今のままではいけないという考えを持つ。
これを持つことが、まず改善への第一歩であると思います。