前回の続きです。今回がこのシリーズの最後になります。
虚言癖の生い立ち
それから社会に出た私は、沢山の現実を知ることになります。
・今の自分が全然昔から成長していないこと
・理想を演じている自分では、何もうまくいかないこと
・本心を出せないこと
そのため、理想の自分と今のギャップにショックを受けました。
物凄く打ちのめされました。
そんな現実を受け入れることができず、
私は「自分の好きなことをしよう!起業しよう!」という想いに至り、
半年で社会人をやめることになります。
そしてその頃、私は心から尊敬し、恩師でもある2人の方々に出会うことになります。
その頃の私はフリーターになっていましたし、
経済的に苦しくなっていき、心が荒んでいきました。
ただ、その方々や、その方々のコミュニティにいることで、
ともかく安心をするようになってしまったのです。
もちろん、自分を変えたいという想いは高校生の時から変わっていなく、
ともかく変わろうと足掻くことだけはやめていませんでした。
そんな方々と接して半年が経った頃・・・。
その恩師の方におもいっきり叩かれ、こう言われたのです。
「お前は嘘つきだ。」
物凄い衝撃でした。
本当に自覚がなく、常に本心でいると思い込んでいた私にとって、
本当に本当に衝撃でした。
そして、それからです。
少しずつですが、自分はそういう人間なのではないだろうか?
という自覚が芽生え始めました。
ただ、すぐに変わることができず、それをまだ心から受け入れることができず、
どうしても、心から自分は嘘つきだと自覚することができませんでした。
そしてついに、私はその方に言われました。
「俺の前から消えろ。」と。
その日、私は人生が終わったと思いました。
あまりのショックで実家に帰り、1日、部屋にこもっていました。
何人かの人に話をしたりしたものの、ショックから抜け出すことができませんでした。
ただ、そこで私は本当に初めて、
物凄く自分と向き合いました。
そして、自分に虚言癖があることを自覚しました。
それが改善への第一歩となりました。
虚言癖の克服
それからは、行動を少しずつですが改めていきました。
もちろん、すぐには改善できず、時には怒られながら、毎日過ごしていきました。
そして、いろいろな人と出会い、いろんな考え方を学んでいきました。
それらをヒントにし、自分なりの改善方法を試していきました。
それは、今までの記事でも紹介してきたものです。
・自分は嘘をついてしまう、虚言癖であるという事を自覚する
・少しずつ、本心を話せるところから話していく
・自分がどういう時に嘘をつくのか分析する
・何でもできると思わない。逆に自分ができる事、できない事をはっきりさせていく。
・自分がよくついてしまう嘘を記録していく
その結果・・・
・自分が嘘をつくタイミングが分かるようになったので、
嘘が出る前にコントロールすることができるようになりました。
・自分のできること、できないことがハッキリしていくことで、
できない事を無理にできる!ということがなくなっていきました。
・自分のことを理解していくことで、自分に自信を持つようになり、
嘘の自分を演じることがなくなっていきました。
・嘘をつかなくても、素の自分でいることでができ、心から笑えるようになりました。
嘘をつく必要をまったく感じなくなりました。
そうして、虚言癖を克服することができたのです。
ここまで長く書いてきましたが、
このように、虚言癖は克服することができます。
もちろん、それまではとても大変な事が多いです。
変わっていく上で、人間関係に多くの変化がありましたし、
失ったもの、得たもの、沢山あります。
また改善できるまでは、嫌でも自分の黒い部分、悪い部分を見ることになるので、
それを知ることもとても苦痛でした。
すぐには改善できないので、そんな自分が嫌になっていくこともありました。
でも、変わることができたのです。
変わりたいという想いがあるのなら、絶対に克服できます。
私はそれは断言します。
なので、もし今これを読んで悩んでいる方がいるなら・・・
是非、今までの記事で書いていることなどを実践してもらいたいです。
そうすれば絶対に変わります。
変わって、本音を出せるのいうのは、とても幸せです。
これからも、どんどん記事は更新していくので、
それらが皆様の力になれたら、幸いです。
それではここまでお読みいただき、ありがとうございました!