ビジネスにおいて社内の挨拶では、「お疲れ様です」というねぎらいの言葉を用いることが多いですよね。
この挨拶ですが、同僚などに使うのは問題なさそうですが、上司に対してはどうなのでしょうか。
別の表現に言い換えた方が良いのでしょうか。
きちんとしたビジネスマナーを知っておきたいですよね。
そこで、ここでは、「お疲れ様です」という表現を目上の人に言う場合の言い換えについて、詳しく見ていきたいと思います。
目次
「お疲れ様です」は上司に使っても良い?言い換えの表現は?
結論から言うと、「お疲れ様です」は上司に対して使っても問題ありません。
「お疲れ様です」というフレーズは、上司から部下・部下から上司・同僚同士いずれの場合でも使える表現です。
そのため、社内ですれ違った際や話しかける際などに使うのが良いでしょう。
また、社内メールやチャットなどの一言目として、よく使われる表現ですね。
メールの場合には、以下のように書き出すのが良いでしょう。
もし、上司に対して丁寧に言い換えるのであれば、「お疲れ様でございます」といったように、語尾を丁寧にするのが良いでしょう。
口頭だと使いにくいかもしれませんが、メールなどではかしこまった表現として良い印象を与えられます。
その他の言い換えの表現としては、「ご苦労様です」「お世話様です」というものがあります。
では、「ご苦労様です」「お世話様です」はどのような意味を持つのでしょうか。
「ご苦労様です」「お世話様です」はどういう意味?
「お疲れ様です」の言い換えの表現である「ご苦労様です」「お世話様です」は、目下の人に用いる表現です。
意味は同じように、労働などへのねぎらいの言葉です。
しかし、使う相手が、自分より下の立場の人というのが一般的です。
そのため、上司に用いるのは不適切です。
「お疲れ様」と「ご苦労様」はどっちも相手の労をねぎらう言葉なんだけど使い分けは必要!「お疲れ様」は立場に関係なく使えるけど「ご苦労様」は目上の人が目下の人へ使う言葉だよ。上から目線の言葉になるから上司に使わないように。後輩が上司に『ご苦労様です!』って言った時の上司の表情→😒ん?
— ろろみ@脱社畜した元OL🌺 (@hero_freelife) March 3, 2023
上述したように、「お疲れ様です」はオールマイティに使える表現であり、上司にも使えます。
オールマイティである「お疲れ様です」という表現を使う際に注意すべき点はあるのでしょうか。
「お疲れ様です」を使う際の注意点は?
「お疲れ様です」という表現を使う際の注意点は以下です。
- 社外の人には使わない
- 先に退社する場合には別の表現も
社外の人には使わない
社外の人と、プロジェクトを組んで業務を進めている場合などには、つい「お疲れ様です」とあいさつをしてしまいがちです。
社外の人に対しては、「お世話になっております。」といった表現に言い換える方が適切でしょう。
社外の人であっても、プロジェクトが完了した際などに、「お疲れ様でした」というねぎらいの言葉をかけるのであれば、問題ありません。
逆に社内の人に「お世話になっております」は不自然です。
退職する際などであれば「お世話になりました」という挨拶でも問題ありません。
先に退社する場合には別の表現も
先に退社する場合には、「お先に失礼します」「お先に失礼いたします」といった表現にも言い換えられます。
もちろん、その前に「お疲れ様です。お先に失礼いたします」と付けるとより丁寧な印象を与えることが可能です。
このように、「お疲れ様です」という表現は、目上の人にも使える便利なフレーズです。
社外の人に対する挨拶には使えませんのでビジネスマナーとして注意しましょう!