接待において挨拶を任されることがあると思います。
挨拶といっても何を話せばよいのかわかりませんよね。
その中で、「締めの挨拶」は気持ちよく接待を終えるためにしっかり準備しておきたいことです。
そこで、ここでは、接待における「中締め」と「締め」の挨拶の目的の違いや、締めの挨拶のポイント、締めの挨拶の例文を詳しくみていきます。
目次
接待における「中締め」と「締め」の挨拶の目的の違い
接待における「中締め」と「締め」の挨拶の目的の違いを理解していることが重要です。
では、この2つにはどのような目的の違いがあるのでしょうか?
詳しくみていきます。
中締め
締めという言葉がついていますが、接待を終了するという意味ではありません。
接待が終わりに近づいてきたことの合図として、区切りをつけることが目的です。
参加者の中には、接待後に予定のある方、お酒が苦手な方、早めに退席したい方など様々です。
その方々への配慮の一つとして、一旦終わりの挨拶をしてそのタイミングで退席する人は会場を後にしやすくできます。
全員が揃っている中での締めの挨拶となるため、しっかりとした内容の挨拶をします。
締め
締めの挨拶は、接待の終了を告げることが目的です。
終了を告げるとともに、参加してくれた方々へ感謝も伝えます。
また、二次会がある場合はその説明もあわせて行い、その場からスムーズに動けるよう場所や時間など分かりやすく伝えましょう。
ここまで、接待における「中締め」と「締め」の挨拶の目的の違いを理解していることが重要についてみてきました。
次は、締めの挨拶のポイントについて詳しくみていきます。
接待における締めの挨拶のポイント
接待における締めの挨拶は、雰囲気を壊さないよう簡潔にすることが大事です。
締めの挨拶で気を付けるポイントを紹介していきます。
長くならないよう簡潔に挨拶をする
接待の最後は、約2時間お酒を飲み、話が弾んで楽しくなっているところです。
そんな雰囲気を壊さないように、伝えたいことをなるべく簡潔にまとめましょう。
手短に済ませて、楽しい雰囲気のまま終えたいですよね。
接待の目的に沿った挨拶をする
接待にもいろいろな種類があります。
親睦を深めるためや仕事を一緒に始める決起会、仕事の成功を祝う会など様々です。
その会に沿った挨拶をすることが望ましいです。
また、時間をとって参加してくれているため、参加してくれたことに対しての感謝の言葉も忘れずに伝えましょう。
手締めの種類を理解し行う
手締めの種類は「三本締め」「一本締め」「一丁締め」があります。
種類別に意味が異なるため、その場にあった使い分けができるようにしておきましょう。
手拍子で「パパパン パパパン パパパン パン」のリズムを3回繰り返し行うことを三本締めといいます。
三本締めは、目標達成や事業が良い方向へ向いているなど、お祝いの場で使われることが多いです。
手拍子で「パパパン パパパン パパパン パン」のリズムを1回行うことを一本締めといいます。
一本締めは、その場を締める際の区切りとして使われることが多いです。
「中締め」と「締め」の挨拶の例文
接待での「中締め」と「締め」の挨拶の例文をそれぞれ紹介していきます。
中締めの挨拶例文
宴もたけなわではありますが、会場の時間も迫ってまいりましたので、一旦中締めとさせていただきます。
本日はお忙しい中お集まりいただき、誠にありがとうございました。
また、この会をご準備いただきました幹事のみなさまに感謝申し上げます。
【この接待に沿った一言を入れる。例えば親睦を深める接待の場合、「今後も変わらぬご厚誼を賜りますようお願い申し上げます」など】
お集まりいただきましたみなさまの健康とご多幸を祈念して一本締めで締めさせていただきたいと思います。
掛け声をかけますので、手拍子のほどよろしくお願いいたします。
よぉ~【手締め】
ありがとうございました。
締めの挨拶例文
みなさま、会場の時間が迫っておりますのでそろそろ締めさせていただきます。
本日はお忙しい中お集まりいただき誠にありがとうございました。
この後、〇時から□□にて二次会も企画しておりますので、お時間が可能な方は是非ご参加ください。
会場の時間の関係上、〇時までに退席のほどよろしくお願いいたします。
また□□での二次会への参加をご希望の方は△△さんのところへお集まりください。
みなさまに聞こえるように大きな声で、参加者がスムーズに動けるように注目を集めることも大切です。
締めの挨拶のポイントを覚えておけば、急に挨拶をすることになった場合も対応ができますよね。