”どうして嘘をついてしまうんだろう。”
虚言癖の人は、いつもそういった悩みを持っています。
どうすれば改善できるのか。考えても考えても答えは出てこない・・・。
それだけ考えても、結局嘘をついてしまう。
そんな自分に嫌気をさしてしまう・・・。
こんにちは、虚言癖カウンセラー ノブヒロです。
このように虚言癖で悩んでいる人は、毎日どうすれば治せるのか。
必死に考えています。
そして、虚言癖で悩んでいる場合、実は、虚言癖の原因は1つではなく いろんな悩み、問題を抱えているため、改善できていないということがあるのです。
今回の記事から、どうして虚言癖の人の心理シリーズとして、 様々なお話をしていきます。 今回はその中の心理の1つ、 『構ってほしいから嘘をつく』というテーマでお話をしていきます。
虚言癖の心理、構って欲しいから嘘をつく理由
そもそも構ってほしくて嘘をつく理由は、 人の注意を惹きたいからなんです。 ・自分をよく見せて、いろんな人からプラスの反応をもらいたい ・自分の話を盛って、同情を惹きたい ・自分のことをわかってほしい これは、逆に言えば、 ・自分をよく見せないと、みんな僕に興味を失うんじゃないか? ・自分の話は盛らないとつまらないのではないか? ・本当の自分を出したら、自分のことを拒絶されてしまうんじゃないか? という想いにつながっています。 そのため、それは嫌だ・・・という無意識の気持ちから、 無理に話を脚色する必要もないのに、日常的に嘘をつくようになっていきます。 例えば、複数人で飲食しながら話をする時、 虚言癖の人はあるエピソードについて、できるだけ大げさに脚色し、おもしろおかしく語ろうとします。 事実としては事実なのですが、 内容がオーバーになるんですよね。 例えば僕がやってしまったことある事としては、 ・学校でゴキブリが1匹出た → ゴキブリが沢山出てきて大変だったんだよ! ・階段から落ちて足を挫いた → 階段の1番上から落ちたんだよ! ・彼女に振られた → 彼女にドラマのように振られたんだよ。 ・友達が「俺、1分以上は水の中に潜れるぜ。」と言った →「俺はもっと水の中に潜れるぜ!」と張り合う。 などなど。 そうやって面白い話や、話を盛ることで、 周りから興味を持ってもらおうとします。 「この人面白い人だな。」「楽しい人だな。」と思ってもらおうとする。 そうすれば、また僕とかかわってくれる。嬉しい! しかしこういった話は、 わかる人には嘘だってわかっています。 また、自分が誰に何を話したかを明確に思い出せないので、 矛盾しているところを指摘されるとドキっとはするのですが、 「そうだっけ?」とか、「そんなことは言っていない」と主張することもあります。 また、そこで問い詰められて始めて「嘘だった。」とか「冗談だった。」と言ったりします。 結果として、よくない結果になるのがわかりますよね。 ただ、本人たちは必死です。 無自覚に嘘をついていると思いますが、 その根底には「孤独になりたくない。」という寂しい気持ちや、 周りから理解されることが少なかった故に「誰か僕をわかってほしい。」という想いがあるんです。 悲劇の主人公、ヒロインを演じてしまった人もいると思います。 もしかしたら今も演じている人もいるかもしれませんね。 私もよくお話を盛っていました。 しかし、今現在は、必要な時を除き、無理にお話を盛ることはしなくなりました。 どうやってそうならないように意識をしているかというと、 相手の話をを理解しようとする意識を持つようにしました。 おそらく、構って欲しいという人は、 グループの中で自分が話せないと不安になったり、 自分が話せないことにイライラするでしょう。 自分の話をしたくてしたくて仕方がなくなると思います。 でもそこで、あえて相手の話に耳を傾けてみてください。 相手が何を言おうとしているのか、何を求めているのか、理解するように努めてみてください。 自分を理解してもらうことを優先するのではなく、相手を理解することから始めてみてください。 そうすれば、少しずつですが、 周りへの意識が行くため、結果として虚言癖の改善へとつながっていきます。 また、つい嘘をついてしまう自分を嫌いなるかもしれませんが、 お話を脚色できるというのは1つの強みではあると思います。 その力で面白いお話を作ったり、子どもを傷つけないようにやさしい嘘をつく時に、 パッと嘘が出せるという活かし方もあるんです。 今まではマイナスの使い方ばかりしてきていましたよね。 でもそれをプラスに使ってみるのもいいのではないでしょうか。 もし自分が「構って欲しい」と思ってしまうタイプなら、 そういった事を意識して今日から人と接していきましょう。 そうすれば、虚言癖が改善されていきますよ。